【新唐人日本2011年6月13日付ニュース】(中央社北京)浙江省の一部工場の鉛汚染により、児童103人が深刻な鉛中毒にかかり、数百人の住民にも危害が及んでいることが明らかになった。中国政府系メディア新華社は13日付けで報じた。
報道によると、汚染源は浙江省楊汛橋鎮錫箔工場。被害児童らの年齢は14歳以下で、血液中の鉛濃度は1ℓ当たり25μgを越えているという。
報道は現地衛生局の官僚の話を引用し、他にも26人の成人に深刻な鉛中毒症状が現れ、血液中の鉛濃度は600μgを越えているという。
これら被害者は工場従業員とその家族で、長期にわたって鉛に曝されており、すでに児童12人が入院治療を受けているという。
このほか、およそ500人の楊汛橋鎮住民にも「中度」の鉛中毒症状が見られ、血液中の鉛濃度は400~600μgだという。