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香港アカデミー賞作品賞「十年」、中国当局が本土上映を禁止

2016年04月06日

【新唐人2016年4月6日】

 

4月3日、オムニバス映画「我們的十年(Days Of Our Own)」(日本語訳:十年)は、香港アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しました。作品は、中国共産党の統治が強まった香港の10年後を描いた内容で、中国当局は当授賞式の中継や映画の本土上映を禁止しました。

 

1日、約50の団体が香港の40以上の会場で当作品を一斉に上映し、屋外上映では5千人が集まりました。上映後、インターネットを通じて観客と直接対談できる座談会が開かれました。

 

「焼身自殺者」監督 周冠威(ちょう きうぃ)氏

「政治の根本は道徳にあります。政見、表面上の方法ではなく、香港独立とか一国二制度とか、そういうことではなくて、人間としての尊厳はあるのか、何の為に保守し勝ち取るのか考えなければなりません」

 

監督・伍嘉良(ん がーりょん)氏は、多くの人がこの映画を観に来てくれたことが大変嬉しいと述べました。

 

「本地蛋」(地産たまご)監督 伍嘉良氏

「香港人または香港に関心を寄せている人々の記憶になります。我々は一人ではありません。我々は理想を追い求め、それに対して、励まし、堅持することに値することを伝えたい」

 

作品は、5人の若手映画監督が共同制作したもので、中国共産党体制を風刺する敏感な内容です。香港では「スター・ウォーズ」に匹敵する興行成績をあげ、大ヒット映画となりました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/04/02/a1260519.html(中国語)

(翻訳/王大同 ナレーター/水田 映像編集/李)

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