【新唐人2016年6月14日付ニュース】
６月１１日、貴州省東南部に位置する黔東南（けんとうなん）ミャオ族トン族自治州の黎平県が百年に一度の大雨に見舞われ、九潮鎮、茅貢鎮、岩洞鎮にある多くの水力発電ダムが崩壊した。このため、村の貯水池が水没、多くの家屋が洪水による被害を受けた。交通機関も麻痺し、電力供給と通信が断たれている。また、この大雨による洪水で３人が押し流され行方不明となっている。
大陸メディアによると、１１日午前２時から５時の間、黎平県の降水量は１３５ミリに達し、九潮鎮九潮村、頼洞村、日寨村など多くの村が深刻な洪水被害を受けている。現在多くの人が洪水に閉じ込められており、村の党支部書記１人と、村民２人が洪水に押し流され行方不明となっている。
ウェブ上に投稿された現場の写真や映像から、洪水により村が水没し家屋が破壊されていることが確認できる。木造家屋の被害が最も深刻だ。
中国大陸の気象台は１１日、貴州省の局部地区だけが暴雨ではなく、内モンゴル東部、山西省中南部、山東省西北部、河南省北部、黒竜江省中西部、吉林省西北部、遼寧省西部、江西省北部などの地区でもレベル８から９の激しい雷雨あるいは雹が降ると予想。中でも河北、黄淮地区は風と雹。黒竜江省中西部、吉林省西部、遼寧省西南部、河北省北部、山東省西北部、四川省東南部、重慶市南部、雲南省東北部、湖南省東部、江西省北部、福建省、広西チワン族自治区南部、広東省南部、海南省などで一時的に強い雨が降ると予想している。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/11/a1270759.html （中国語）
（翻訳/赤平）
