【新唐人2016年6月16日】
裸の写真を提供して金を借りるネットキャッシングサイトを利用した女子大学生が、返済が滞った際に写真をネットで公開すると脅され、返済を迫られる被害に遭っています。中国紙『南方都市報』が報じました。
女子大学生の李麗さんは今年2月、ネットキャッシングサイトに登録し、500人民元を1週間30%の利息で借りました。しかしその後、李さんは返済できず、返済のためにさらに借り入れて、5万5000人民元にまで借金が膨れ上がったということです。
2回目に借り入れを申し込んだ際、裸で身分証明書を手に持ったまま写真を撮るよう要求されました。李さんは言うとおりにしましたが、借金を返せずにいたところ、李さんや家族の個人情報、李さんの裸の写真をネットで公開すると脅されたということです。
李さんの友人の女子大学生の多くも同様の被害に遭っていますが、公にしたがらないそうです。李さんは家族とともに警察へ被害届を出すつもりです。
裸の写真を担保に金を貸し借りすることは倫理道徳に反する行為ですが、被害を受けた女子大学生は1人ではなく大勢いるため、教育制度に問題があると指摘されています。
米国在住のエンジニア張さん
「大学生は判断力が未熟なのに、お金を借りる度胸はあります。現在、中国ではあらゆる事柄について、教育の問題が大きく関わっています。本来最も高潔であるはずの大学は、政府による長年の洗脳教育と、物質至上主義、利益至上主義の観念を植え付ける教育によって汚されてしまいました」
中国在住のインターネット作家・劉逸明さん
「これもすべて中国の教育制度に原因があります。今は教師や学生の質が低下している上に、教育制度そのものにも問題があります。だからこのようなおかしな問題が高等教育の場で起こるのです」
中国メディア『今日のヘッドニュース』によれば、裸の写真を担保に金を貸す行為は、明らかに脅迫性があり犯罪と見なされ、恐喝罪、名誉棄損罪に問われる可能性があるということです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/14/a1271164.html(中国語)
(翻訳/白白 ナレーター/真彌 映像編集/李)