【新唐人2016年6月26日】
重慶の陳情者・鄧光英氏が、2011年に重慶女子労働教養所に監禁されている間、法輪功学習者の徐真氏が不法に臓器を盗み取られて死亡したことを目撃したと海外のメディアに暴きました。
当時46歳だった徐氏は、かつて重慶合川電力会社の従業員でした。2011年9月末、徐氏は法輪功の真相を述べたチラシを配布したことを理由に重慶女子労働教養所に監禁され、連続して十数日間拷問されました。
鄧光英氏
「彼らは徐真さんを捕まえて、全身が腫れ上がるまで、狂ったように殴りました。それから彼女に「自らの意志で臓器を寄付する」とサインするよう強いま した。彼女がそれを拒否すると、今度は徐さんを裸にして、小さな機器を彼女の口に押し込み、大量の水を注ぎ込みました。」
これらを目の当たりにしたのは重慶の市民、鄧光英さんです。2011年街で果物を販売していたところ、都市管理員とトラブルが発生し、徐真氏と同じ労働教養所の四大隊に監禁されました。
2011年10月20日、鄧氏は刑務所の警官に明け方まで体罰を加えられました。そのとき突然、4階から徐さんの悲鳴がはっきり聞こえて来ました。
鄧光英氏
「彼女が目をとられたのは2011年10月20日、夜中の2時7分です。私はそのとき時計を見ました。彼女の悲鳴に四大隊全体が震え上がりました。『かれらは生きている私から目を取っている!』と叫んだ彼女の叫び声は驚天動地でした。」
法輪功学習者・胡英氏
「それは2時か3時頃でした。とても凄惨な恐怖の声が聞こえ、怖くて眠れませんでした。みな驚いて目が覚めました。私たちは2階にいて、彼女(徐真)は4階にいました。悲惨な声が聞こえましたが、何を叫んでいるかは聞き取れませんでした。当時鄧光英さんも4階に監禁されていましたので、多分何か見たり、聞いたりしたかもしれません。」
今年になって、鄧氏が表に出てきて証言してから、人々はやっと、徐真氏の死亡(原因)は普通ではなかったと知りました。
中国問題専門家・横河氏
「徐真さんが最初めった打ちにされたのは、臓器寄付の紙にサインさせるためでした。これは、中国共産党が言っている”自らの意志で”というのは、拷問の結果である可能性が高いということを示しています。徐真さんの臓器はどこへ行ったでしょうか?遺体は家族に渡されたのでしょうか?家族が目にした遺体はどうだったのでしょうか?臓器は遺体の中にあったのでしょうか?」
『大紀元』のウェブサイトでの2011年の報道によると、徐真さんが死亡後、労働教養所は家族に通知しませんでした。しかし、徐真さんが亡くなって、一週間後、同労働教養所の警官・ユ暁華はほかの受刑者に「すでに処理した、追求されることはない」と告げました。
中国問題専門家・横河氏
「生体臓器狩りは調査が難しいのです。その理由は、独裁政権がその政権の力量でこれらの犯罪者を保護しているからです。」
一体誰がこれらの犯罪者を保護しているのか?元重慶市委員会の書記・薄煕来が以前ドイツを訪問した際、薄煕来に秘密裏の調査電話をかけ、彼が調査員の質問に答えた記録が残っています。調査員は「法輪功学習者がドイツ(政府)に薄煕来が生体臓器狩りに関わっていると抗議したので、ドイツは接待の規範を下げるかもしれない」と伝えました。すると薄煕来は激怒し、思わず「生体臓器狩りは江沢民の命令だ!」と口にしたのです。
調査員
「この法輪功に対する、生体臓器狩りですが、あなた方の命令ですか、それとも江沢民の命令ですか?」
薄煕来
「江沢民だ!この事は、あなた達の馬大使は処理できないのか?」
しかし、この深い闇は中国全体においてどれほどの規模で存在するのか?専門家は、更に多くの事情を知っている人々が出てきて、ともに生体臓器狩りというこのいまだかつてない巨大な邪悪を告発し制止しようと呼びかけています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/23/a1272794.html(中国語)
(翻訳/廉 ナレーター/佐藤 映像編集/李)