【新唐人日本2011年6月28日付ニュース】近日、中国のネット上に五大宗教が共産党をたたえる“紅歌”を熱唱する写真が掲載され、物議を醸しています。本来ならば世俗と縁を切ったはずの出家人が、紅歌を歌い国旗を揚げているのです。
大陸メディアによると、四川省西昌市宗教管理局は仏教、道教、イスラム教、カトリック教、キリスト教の信者の紅歌コンテストを開催。およそ100人が宗教の服飾を身にまとい、舞台に登場しました。
江蘇省淮安市(わいあんし)でも政府と宗教界が紅歌コンサートを開き、13の宗教チームが参加。和尚や道士らが舞台で紅歌を熱唱しました。
このことには、中国人も唖然としています。ネット上の書き込みを見てみましょう。“千年の宗教が紅歌を歌うとは、この世界は狂ってしまったのか。出家人がこんなことをするなんて、狂っている。中国人はみな狂わされている。”
また、“恥を知れ、天下一こっけいなことだ”との怒りの書き込みもありました。
こんな嘆きもあります。“信仰のない国がどこまでいけるのか。人民に感謝されれば、人民は心から歌うはず。強要されて歌っても、弱々しく無力なだけだ。”
“仏教、道教、イスラム教、カトリック教、キリスト教信者は、みな抑圧を恐れて紅歌を歌っているが、自虐行為だ。「忠字舞」(ちゅうじまい)を踊れと言われたら、いやとはいえないだろう。”
こんな皮肉りもあります。“五大宗教界人士だと?これからは娯楽界の人になれるよ。死ぬまで娯楽すればいい。”“90歳の誕生日もまだなのに、5大宗教そろって法事を先に始めたのか。”
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)