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中国、鉄道車両メーカーの品質問題露呈、香港鉄道へも影響

2016年07月11日

【新唐人2016年7月11日】

香港メディアは中国「青島四方機車車両」が製造するシンガポールの地下鉄車両に品質問題があることを暴き出しました。香港でも将来同種の車両の使用予定があるため、事件の徹底調査が求められます。

 

同社が製造したシンガポールの地下鉄車両35両に構造的欠陥が発覚し、部品と車体に亀裂が見つかったため、生産元に戻し、車体交換をすると報道しました。香港地下鉄会社も同社に巨額の発注をしており、広州深セン香港高速鉄道の車両9両、香港市内電車93両の購入が予定されています。香港政府が最大の株主であるため、数名の立法会議員は隠蔽された事実がないか調査報告を当局に求めました。

 

香港立法会議員・範国威(はん こくい)氏:「今公開された資料によると、政府は昨年、車体に問題があることを知っています。しかし、政府は何かしましたか?香港鉄道に事実調査するよう指導したのでしょうか?生産する会社に車両安全を確保するように要求したのでしょうか?もし知らせていないのなら、一体何を考えているのでしょうか?」

 

なぜ1社に大量発注し、リスク分散しなかったのかと当局に質疑をした議員がいます。

 

香港立法会議員・田北辰(でん ほくちん)氏:「大手企業の製品でも品質保証を確認することは重要です。香港は品質を最も重視しています。多少高価でも構いません。香港人は安物を買ってリスクを負うよりは、高値でも安全を買いたいのです。私はこのことに非常に関心を持っています。」

 

2011年7月に発生した温州の高速鉄道脱線事故は記憶に新しい事故ですが、それも同社が製造した車両です。運輸局局長・張炳良(ちょう へいりょう)氏は関連するメールを受け取ったが、まだ確認しておらず、事態の重要性を認め、対応を進めると話しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/08/a1275106.html (中国語)

(翻訳/小松 映像編集/李)

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