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【禁聞】暴かれる中国臓器移植組織の内幕(3)

2016年08月07日

【新唐人2016年08月07日】

追査国際の活動(3)一つの手術に複数の臓器を準備

 

我々の調査中に、多くの病院が1つの手術に複数の臓器、しかも生体から直接移植する臓器を準備していることが判明しました。実際に確認した2件を見てみましょう。

 

例1:一つの腎移植手術に8つの腎臓を用意:

2003年、上海市第一人民病院が1人の腎移植手術の患者の為に、2か月強で8つの腎臓を適合性検査に使用しました。患者の抗体反応により、7つの腎臓が不適合で、8つ目の腎臓で適合し移植手術は成功しました。

 

更に驚くべきことに

例2:元衛生部副部長 黄潔夫(こう けつふ)は、1回の手術に3つの肝臓ドナーを用意。うち2つは生体のもの。

 

官製メディア『烏魯木斉(うるむち)在線』、『新浪網』と『中国護士』は、2005年9月28日午後、衛生部副部長・黄潔夫は、法政委員会・羅干(ら かん)書記が新疆(しんきょう)ウィグル自治区成立50周年活動に参加する際に同行し、ついでに新疆医科大学第一附属病院で3人中2人が生体のドナーの肝臓を使用し、肝臓移植手術のデモンストレーションを行いました。

 

最初に、黄潔夫は異体肝移植を決めていましたが、腹部切開後に自己肝温存手術に変更しました。自己肝温存手術とは肝臓を取り出し、腫瘍などの病巣を切除し、元に戻します。万が一、手術が失敗した場合、すぐに異体肝移植に変更するには肝臓を準備する必要があります。このため、移植用の肝臓を準備しても、保存期間が過ぎてしまえば使用できません。

 

そこで、黄は広州(こうしゅう)にある中山医科大学第一附属病院と重慶(じゅうけい)の第三医科大学西南病院に連絡を取り、肝臓を準備させました。28日午後の数時間以内に広州中山三院と重慶西南病院で「同じ血液型と遺伝子」の予備肝臓を見つけました。『中国護士』には「29日午後6時30分、適合する肝臓が重慶から届いた!広州中山病院の3人の看護師も転流設備と肝臓を持って急いで新疆にやって来た!」と記載されています。

 

黄潔夫の手術は29日夜7時から翌朝10時まで行われ、24時間の観察後に黄が手術の成功を宣言し、スペアの肝臓は不要と言いました。この時すでに40時間が経過しています。

 

分析と論証

 

中国共産党衛生部が2006年に発表した「肝臓移植技術管理規範」で規定された肝臓の虚血許容時間は15時間以内です。

 

1.最初に準備した移植用肝臓は虚血許容時間の制限により使用できなくなり廃棄されました。

 

2.虚血許容時間の制限がある為、重慶と広州から運ばれてきた2つのスペア肝臓は生きている大人2人からでした。重慶と広州からスペア肝臓2つを取り寄せ、自己肝温存手術の成功が確定するまで60時間以上経っています。先に選んでいた肝臓はとっくに駄目になっていたのではないでしょうか。

 

3.司法体制から離れた特殊な生体ドナー臓器をストックする倉庫が存在しています。つまり、司法の外に臓器を採るためにいつでも殺害できる集団がいると言うことです。なぜなら、死刑執行には厳格な法律があり、裁判所と検察院の専任者の立ち合いが必要で、間違いなく本人であることを確認したうえで刑を執行し、執行後はさらに検証もするからです。黄潔夫の手術において、重慶と広州の看護師が連れてきたスペア肝臓のドナーは飛行機で移動しており、この2人のドナーが司法体制外で特別に確保された人物であることを証明しています。

 

4.生体ドナー臓器倉庫は国家レベルで莫大な数であるとみられています。 

黄潔夫の省市を跨いだ臓器割当てが、国家規模であることを示しています。

 

臓器分配の確率、2か所からのスペア肝臓の選択の成功速度から、生きたドナーのストック数が莫大であると推測できます。

 

今回、メディアから漏れた操作過程もそれを証明しています。

 

黄が行ったのは全肝移植です。ひとつの肝臓は一人の命、今回の手術では3人の命が用意されました。

 

この現象はごく一部に限定された、散在している出来事ではなく、1999年から現在に至るまで中国で普遍的に存在しているということを、皆様にお伝えします。

 

新唐人テレビがお伝えしました。          

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/14/a1275621.html(中国語)

(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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