HOME > ニュースページ > 外交 > 詳細

中国人女性観光客がベトナム入国審査で嫌がらせ受ける パスポートに侮辱的文字

2016年08月15日
中国人女性観光客がベトナム入国審査で嫌がらせ受ける パスポートに侮辱的文字

【新唐人2016年08月15日】

旅行でベトナムを訪れた中国人女性が空港で入国審査を受けた際、女性のパスポートに入国管理局審査員が女性を侮辱する文字を書いたことを知って、駐ベトナム中国大使館を通じて抗議したところ、出国する際にこの件についてベトナム側には一切責任がないと認める書類に署名するよう強要された。

 

『南方航空Gateway』の報道によると、広州在住の女性、鐘さんが7月23日、ベトナム・ホーチミン空港で入国審査を受ける際、審査員が鐘さんのパスポートの「九段線」が描かれた地図の余白の部分に侮辱的な文字を書き入れた。

 

報告を受けたホーチミン中国総領事館はベトナム当局と問題解決に向け交渉を試みた。7月30日、鐘さんが同総領事館のスタッフに付き添われハノイ空港から広州に向けて出国しようとした際、またもや入国管理局に一時拘束された。

 

ベトナム側は、鐘さんはタイへの渡航歴もあり、問題の侮辱的な文字はタイの入国管理局のスタッフが書いたものであり、ベトナムの入国管理局のスタッフが書いたものではないことは明らかであると認める書類に署名するよう鐘さんに求めた。

 

報道によると、鐘さんがこの日に搭乗する予定だった南方航空機の機長は、鐘さんがトラブルに巻き込まれているのを知って離陸せず、空港で30分待機し、鐘さんの搭乗を待って広州へ出発した。

 

鐘さんがベトナム側の提示した「免責声明」の書類に署名したかどうかについては報道されていない。『りんご日報』は今回の事件は、ベトナム当局が中国当局がよく利用する手段を使って中国国民に対処したものと報じている。中国当局が自国の人権派弁護士に対し、「反省文」への署名や、テレビ番組での「反省文」の発表を強要する手法と同じだと報じた。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/08/13/a1281056.html(中国語)

 

(翻訳/白白)

トップページへ