【新唐人2016年10月14日】
香港中文大学アジア太平洋研究所は11日、18歳以上の710人を対象に行った電話アンケートで、4割が海外へ移住または移民したいと答えた調査結果を発表した。
希望する移民先として最も多くの人が選んだのは台湾で、全体の16.3%を占めている。2位がオーストラリア、3位がカナダで、それぞれ15.2%、13.8%を占めている。また、4%の人が実際に移民に向けて準備をしていると答えた。
機会があれば移民したいと答えた人は全体の38.9%あり、その内の57%が30歳以下の若年層で、51歳以上は2割強だった。また、大学及び大学院以上の学歴を持つ人の5割以上が移民したいと考えていることも今回の調査でわかった。
ランキングトップ3位を移民先として選んだ理由は以下の通り。
1.住環境、スペースが現在よりゆとりがある。
2.より民主的またはより自由だから。
3.親戚や友人が移民している。または家族がその場所を気に入っている。
4.のんびり暮らせる。
移民を検討する最も大きな理由は以下の通り。
1.香港の政治、特別行政区行政長官と高官に不満を感じている。
2.住環境が狭すぎて混雑している。
3.政治紛争や社会分裂のような出来事が多過ぎる。
4.経済が思わしくなく、将来に希望が見えない。
調査対象の中で、香港に帰属意識を感じる者とそうでない者は共に約4割を占めている。
今回の調査で、香港の政治環境に対して不満を持っている人が最も多く、満足だと答えた人はわずか7.1%だった。
また、香港の教育制度、住環境・生活環境、今後の経済、社会福祉に対して満足している人はそれぞれ16.2%、18.2%、18.5%、30.3%となっている。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/10/12/a1291172.html (中国語)
(翻訳/王大同)