【新唐人2016年10月17日】
中国全土から集まった退役軍人が待遇の改善を求めて北京市の党中央軍事委員会ビルを24時間にわたり包囲し、抗議デモを行ったことは、海外メディアにも注目された。デモ参加者は当局によって現場から排除され、故郷へ戻ったが、故郷の公安による脅迫を受けていることを示す動画が発表された。現地の公安から署名するよう強要されたとする「訓戒書」や、北京での抗議活動で当局側と話し合う様子を映した動画が海外メディアに暴露された。
海外の中国系メディア「博聞社」によると、政府当局は10月12日、抗議デモに集結した退役軍人をバスで帰宅するよう勧めたが、まだ居残っていた人々は久敬庄という場所へ送られ、「洗脳教育」を施された。
デモに参加したある退役軍人は、故郷へ帰った後、現地の公安から脅迫を受け、「訓戒書」に署名するよう強要されたと訴えている。
河南省洛陽市の公安員が退役軍人に署名するよう求めたという「訓戒書」には、デモ抗議や陳情に関するいくつかの「条例」として、「重要な軍事施設の10~300メートル内で集会やデモを行ってはならないこと、陳情者は国家機関を包囲し攻撃してはならないこと、天安門広場で陳情者はたむろしてはならないことなどが書かれており、これらを行った場合には公安機関が処理を行う権利があるとされている。
訓戒書の末尾に署名するよう求められた。
情報提供者は、当局は今回のデモに参加した退役軍人に対して、ひとまず処分を行わないものの、抗議要求には応じずにやり過ごそうとしていると訴えている。
また、今回北京で退役軍人と当局が話し合う様子を映した動画も海外メディアに暴露されている。
2016年10月11日から12日にかけて、数千人の退役軍人が党中央軍事委員会ビルを包囲し、待遇改善を求めた。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/10/17/a1291956.html(中国語)
(翻訳/白白)