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江蘇省の衣服製造工場で児童労働者への虐待行為が発覚

2016年11月25日

【新唐人2016年11月25日】

江蘇(こうそ)省常熟(じょうじゅく)市の衣服製造工場で児童労働者への虐待と搾取が行われていることが分かりました。同工場では雲南(うんなん)省出身の10歳過ぎの児童約6000人が働いていますが、夜中の2時3時まで残業させているほか、1年以上勤務しなければ給料を支払わず、暴力などの虐待も日常的に行われています。

 

中国メディアの報道によると、ある児童労働者は始めの頃は毎日350枚の衣服を製造していたのが500枚に増え、しまいには作業限界の720枚にまで増えたと証言しています。1カ月の給料は僅か1000~2000人民元で、それも勤続1年以上経たないと支払われません。雇用主は離職の気配を察知すると、その子の身分証明書や銀行のATMカード、携帯電話を没収した上、殴るなどの暴行を加えると言います。

 

「1カ月の勤務日数は最低28日。午前7時半に起床して夜10時に仕事終了。作業が終わった者から帰宅し、終わらなければ残業さ。時には夜中の2時、3時まで働かせ、言うことを聞かなければ殴る。殴ると仕事の速度が上がるからね。もし年末まで働かなければ、俺なら給料はほとんどやらないね。」

 

常熟の衣服製造工場の工場主は取材に対し、児童労働者の雇用は現地では普通だが、実情が暴露された後は児童を雇いづらくなったと話しています。

 

江蘇省常熟の衣服製造工場主 程さん:「うちでは以前、低年齢の工員を雇っていましたが、今は18歳以上としています。この辺りではもう児童労働者はいないようです。」

 

常熟在住の人権活動家、徐文石(じょぶんせき)さんによると、この辺りでは小規模な家内工場が多く他県から工員が集まっていますが、児童労働者に対する虐待行為は隠されてきたと指摘しています。

 

常熟在住の人権活動家 徐文石さん:「常熟にまだ児童労働者がいることを知って私も驚愕しました。この辺りには小さな作業工場がとても多く、労働管理がきちんとされていませんし、役人は腐敗しています。公民の権利を侵害する行為が平然と行われています。」

 

報道によると、江蘇省常熟市内にある服飾関係企業は1000社以上に上り、年間生産量は130億人民元に達します。世界的に有名なブランド製品を含む国内外の有名ブランドの製造を請け負っています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/11/22/a1298175.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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