【新唐人2016年12月05日】
米国次期大統領のトランプ氏が台湾の蔡英文総統と電話会談したことについて、「どうして台湾からの電話に出てはいけないのか」と述べたことをめぐり、ツイッターやフェイスブックで賛否両論が巻き起こっています。
トランプ氏と蔡英文総統の対話はリツイートが2万回以上、フェイスブックでの「いいね」が20万人近くに達しています。トランプ氏の「なぜ台湾からの電話に出てはいけないのか」とのコメントはリツイート3万5000回、「いいね」が17万人以上に上りました。トランプ氏の発言に賛否両論の論争が巻き起こっています。
トランプ氏に対し「自分が何をやっているのか分かっているのか」「我々が一つの中国政策を採ってすでに40年になる」などと述べるコメントがある一方、「グッドジョブ、トランプ。台湾人は我々の支持を必要としている。中国のことも尊重すべきだが、中国共産党に屈服するわけにはいかない」というコメントもあります。この状況について台湾人はどのように思っているのでしょうか。
李さん:「蔡英文は台湾総統に違いないよ。」
陳さん:「今のところ蔡英文が台湾総統さ。」
トランプ氏の発言に対して、台湾人は将来中国が台湾の国際社会における地位をさらに狭める報復を行うのではと考え、冷静を保っています。
呉さん:「トランプ氏にとくに深い考えはないと思うわ。ただそういう性格なのでしょう。」
唐さん:「期待したところで裏切られることもあるから静観するしかないわ。あれこれ詮索しないようにしています。」
陳さん:「中国にできることと言えば、せいぜい国際舞台から台湾の地位をなくすことだろう。」
トランプ氏の今回の発言を受けて、「Taiwan」が検索ワードの上位に上がり、各国メディアも重要ニュースとして取り上げました。ですが3日、台湾の総統府報道官・黄重諺(こう じゅうげん)氏は、「台米関係の安定と両岸関係の安定は同じく重要である」と発言しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/12/04/a1300231.html(中国語)
(翻訳/白白 ナレーター/根本 映像編集/李)