【新唐人2017年2月5日】
米国大統領が宗教者と毎年2月の第一木曜日に行う朝食会は、1950年代にアイゼンハワー大統領が始め、宗教のリーダーと政治家が互いに交流を深めるための恒例行事となっています。今年の朝食会でのトランプ大統領の発言が注目されています。
トランプ米大統領:「信仰の自由は神聖なる権利だ。だが、今現在、我々全員がその脅威に直面しているのも事実だ。」
トランプ大統領はテロと中東におけるキリスト教徒への迫害を終わらせ、米国の国境を守ることは信仰の自由を守ることだと指摘しました。
トランプ米大統領:「我々の政府はこの国における信仰の自由を全力で守ること。アメリカは永遠に包容力のある社会。全ての信仰は尊重されるべきであり、全ての国民は安全を保障されるべきである。」
米誌タイムのネット版は、トランプ大統領が当選したのは保守的な宗教団体の強い支持があったからと伝えました。
今日の朝食会でトランプ大統領はまた、米国で宗教者の自由を脅かすジョンソン修正案(The Johnson Amendment)を廃止すると述べました。
ジョンソン修正案は後に米大統領となるリンドン・ジョンソン上院議員(当時)が1954年に提出したもので、教会などの免税グループが資金援助や公的な場で選挙中の候補者への支持表明を行うなど、直接・間接的に政治運動に参加したり関与することを禁じたものです。
今日の記者会見で、スパイサー大統領報道官はトランプ大統領の発言を擁護しました。
スパイサー大統領報道官:「大統領、副大統領ともにアメリカの民主主義の偉大さは信仰の権利を表明する自由があることだと考えている。だが現在、中小企業の雇用主や従業員でさえも、職場で自らの信仰に基づいて政治を語るのがしにくい状況になっている。」
また、トランプ大統領は朝食会でいつものように皮肉っぽいジョークを飛ばしました。トランプ大統領は、自身に代わってNBCの「アプレンティス(実習生)」の司会を俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が務めていることに触れ、視聴率が悪くなったと揶揄しました。
トランプ米大統領:「(番組制作者は)映画スターのシュワルツェネッガーを私の後釜に据えたが、結果は視聴率がた落ちだ。シュワルツェネッガーと視聴率のために祈ろうではありませんか。」
これに対しシュワルツェネッガー氏も「お互いの仕事を代えよう」とユーモアで返しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/02/03/a1309910.html(中国語)
(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)