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曽蔭権前香港行政長官が汚職で有罪に

2017年02月21日

【新唐人2016年2月21日】

香港高等裁判所は17日、72歳の曽蔭権(そ いんけん)・前香港特別行政区行政長官の裁判で「公職者として不適切な行為を取った罪」により有罪の評決を出しました。最高7年の禁固刑が下る可能性があります。

 

曽蔭権は3つの罪に問われており、そのうちの2つ、「公職者として不適切な行為を取った罪」のうちの1つについて罪が確定しました。もう1つの「利益受取罪」については陪審団は裁決に至っていません。

 

汚職事件を捜査する香港廉政公署(ほんこんれんせいこうしょ)の前調査主任・林卓廷氏:「陪審団の裁決を尊重します。公職者として不適切な行為を取った罪が成立したということは、法に勝る者はいないということを、裁判所が非常に明確に意思表示をしたということです。」

 

曽蔭権は行政長官時代の2010年から2012年に、深セン市の高級マンションのリフォームを受ける代わりに、雄濤会社のデジタル放送免許の申請を許可し、同社の会長兼主席に李国章を就任させたとして、起訴されていました。

 

曽蔭権はこの日、仮保釈を受け、20日から尋問が始まります。

 

曽蔭権は初めて刑事事件で起訴された行政長官であり、罪名が重いため陪審団による採決が行われました。

 

警察官の家庭に育った曽蔭権は2005年に当時の董建華行政長官が離職した後に行政長官を代行し、同年行政長官に当選しました。2012年、あと数か月で退職という時、汚職行為がスクープされ、2015年、廉政公署に正式に起訴されました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。              

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2017/02/18/a1312213.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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