【新唐人日本2011年8月21日付ニュース】16日、中国・江西省蓮花県南嶺郷の村民およそ2,000人が、地元化学工場の汚染に抗議。当局は大勢の武装警官を動員し、鎮圧。10数人が拘束されました。
無許可で有毒製品を生産している隆森実業公司に対し、県政府に何度も訴えたものの、なしのつぶて。村民らは泥で工場の入り口を塞ぎ、抗議しました。16日、地元役人と数百人の武装警官が村民らを鎮圧。
村民:「武装警察と警察車両がいっぱい村や郷の幹部全員来ました。ヘルメット被って銃を持ち、スタンガンで殴ってきました。車10台で来ました」
村民:「子供まで殴り、2人怪我しました。みんな見過ごすことできず、12~13歳の子供です。負傷し入院しています。60代の老人、数人が殴られ負傷。女性数人も負傷しました。スタンガンで殴りました」
村民:「甥っ子が殴られたのを見た女性が反撃しました。女性は警察にひどく殴打され、連れて行かれました。病院ではなく 拘置所に入れられました。30歳位の男性がこの場面を見て、携帯で撮ったところ同じく激しく殴られました」
村民によると、化学工場が吐き出す黒い煙で、苗が枯れ、周辺の魚も死にました。樹木も枯れ、草を食べたウサギも死んでしまい、水で手を洗うと、すぐ荒れてしまうそうです。
村民:「去年ここの子供数人生まれたばかりの赤ん坊まで、病気になりました。でも 県病院は受け入れてくれません。南嶺郷の子供と聞くだけで受け入れません。後に2人死にました」
村民:「ある農民工があの工場の物を盗り、警備に発見されました。警備の人が社長のところに物を持っていくと、社長は鼻を塞ぎ言ったそうです。毒があるから早く持っていきなさいと」
村民らは負傷者を国道に担いで行ったところ、武装警察が強制退去。動きが遅い老人や子供たちが警察に殴打され、現在少なくとも10人が拘束されているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)