【新唐人2017年7月25日】
全米不動産協会(NAR)が18日発表した調査報告書によると、2016年の外国人投資家の米不動産購入額が2009年以来最高となり、そのうち中国人買主が首位を占めました。
報告書によると、今年3月末迄の12カ月間で外国人が購入した米不動産は28万4000軒で、前年に比べ3分の1の増加となり、総投資額は前年比50%増の1530億ドルとなりました。その中でも中国人の投資額が317億ドルと最も多く、前年の273億ドルから増加しました。
外国人投資家が購入した不動産は64%が戸建て住宅で、その次に多いのがコンドミニアム、テラスハウスなどの商業・住宅用地でした。外国人投資家の不動産購入仲介額は30万2000ドルで、全米の不動産販売平均額は約23万6000ドルです。この差も外国人投資家が価格の高い都市部の不動産を購入する原因となっていると見られます。
また、過去1年間に外国人がカリフォルニア州で購入した不動産の総額は350億ドルに達し、購入全体の12%を占め、テキサス州と同等、フロリダ州の22%に次いで2番目に高額となりました。トロントの不動産業者は、外国人投資家がカナダの小規模住宅を買い漁った後、アメリカ、特にフロリダ州で別荘を購入していると話します。
一方、NARの調査結果とは異なり、南カリフォルニアの不動産業者は、同地域における中国人投資家の不動産投資は減速になってきていると見ています。中国政府が資本の国外流出を厳しく統制しているため、サンガブリエル・バレーの中国人向け邸宅の販売期間が長引いているとのことです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/07/23/a1334769.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)