【新唐人2017年10月2日】
ドキュメンタリー映画「アメリカ破壊計画」(Agenda Grinding America Down)についての特集の続きです。この映画は、アメリカに共産主義者が未だに存在し、アメリカや世界を倒そうと計画していることを、アメリカ国民に訴えています。そしてアメリカ国民が気づかぬ間に、彼らは目的を着々と達成しているのです。
「1960年頃からアメリカの文化が変換されてきたと感じています。」
「彼らは、子供は村が育てるべきものとの理念に基づいています。村とは政府のことです。」
「彼らはアメリカの家庭を壊そうと画策してきました。家庭こそが社会の基盤であると知っていたからです。」
一世紀来に亘って、共産主義はアジア、ヨーロッパ、アフリカに虐殺の爪痕を残してきましたが、自由な先進国にもその姿を隠して存在してきました。
ドキュメンタリー映画「米国破壊計画」は1960年代以降のアメリカ文化の変革は共産主義者の陰謀によるものと、暴いています。共産主義思想がいかにアメリカ社会に浸透しているか、精神の退廃、離婚率の増加、教育の偏向、道徳の喪失、経済の衰退などを挙げて、詳細な分析を行っています。
「社会の団結力が何によって生まれているのか。彼らにとって邪魔なそれらのものを変革させようとしたのです。我々が信じる善良で美しいものを破壊し、変革させようと考えたのです。彼らが建設しようとしている新しい社会では、こうしたものは別のものに取って代わられる必要があったのです。」
映画の監督・プロデュースを務めたカーティス・バウワーズ(Curtis Bowers)氏は、2年の月日をかけて、アメリカにおける共産主義の発展の仕組みを整理し、マルクス主義と民主党の理念の関連性を分析し、環境保護、教育改革、自由選択権、フェミニズムといった社会運動の背後に、共産主義の影響が色濃いことを指摘しました。
イギリスの社会主義運動団体フェビアン協会の影響
「フェビアン協会の会員は、世界を社会主義に変えることを決定しました。マルクスの言ったように革命による社会主義の実現ではなく、段階的な社会主義の実現を目指しました。」
「彼らは共産党と協力関係にあり、一部の会員は共産党員でした。この2つの組織は重複していたと言えます。」
バウワーズ氏は、協会のシンボルマークが、羊の皮を被った狼であるのに気づきました。50年前に協会の主要人物であった作家のジョージ・バーナード・ショーは、「自分は共産主義だが共産党に加入していない」と語っています。
「フェビアン協会は後に左派学生組織SDSを、さらに極左テロ組織ウェザーマンを生み出しました。アメリカの過去40年間における社会の変革は、彼らが画策したものです。」
自由主義国を徹底的に変革することが目的
「1960年代に多くいたSDSのメンバーは、今も、アメリカ社会の方向性に大きな影響を及ぼしています。そのうちの一人がジム・ウォリス牧師で、かつてSDSの代表を務めました。彼はオバマ前大統領の精神的な支えで古くからの友人です。シカゴの政界で知り合ったのです。ベトナム戦争当時、ウォリスはアメリカ軍がベトナム共産軍に負けることを望んでいました。ベトコンが勝利すると、『今日という日は一生で最高の一日だ』と歓喜しました。」
映画は最後にこう結ばれています。「アメリカは今まさに多くの脅威に直面している。共産主義が我々の内側に浸透し、我々を破壊しようとしている。『ポリティカル・コレクトネス』は邪悪なものを邪悪であると指摘し、対抗するために立ち上がることを阻んでいる。」
「これはアメリカのためだけでなく、人類の文明のための戦いである。」
「左翼は我々には2つの選択しかないことをよく知っている。神に頼るか、政府に頼るか。左翼は人々が政府に頼ることを望んでいるから、神に対する信仰を壊さなければならないのだ。」
「神と神の法則に逆らうことが、彼らにとっての重要任務なのだ。」
「ソ連やナチスドイツに強制収容所が生まれたのは、人間の地位を高めるイデオロギーを全て一部の人間のものにするためです。」
バウワーズ氏は、アメリカ国民が現在起こっていることに気づき、共産主義者の計画を阻止するよう呼びかけています。「彼らの計画が着々と行われてゆけば、後の我々の子孫が恐るべき代償を払わされることになる。共産主義者が創造した社会で生きることは、大きな悲劇をもたらすだろう。」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/09/30/a1344599.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)