【新唐人2011年9月28日付ニュース】27日、上海の地下鉄10号線で発生した追突事故は、信号機の故障が疑われています。負傷者は270人余りに上り、中には日本人やカナダ人も含まれているそうです。
事故が発生したのは現地時間で27日午後2時50分頃。事故発生後、ネットユーザーがミニブログにすぐ車両内の写真を掲載しました。追突された先行列車の後部運転室には、ガラスの破片が散乱。目撃者によると、車両数両が変形し、列車の通路は、血だらけだったそうです。
乗客 陳さん
「列車全体が突然傾き、停電しました。列車の連接部分が突き出てきて、衝撃がすごかったです」
乗客 瀋軍さん
「我々は一両目に立っていましたが、そのまま前の列車の後部に追突しました。私は当時車両の壁側にいて、幸いしゃがんでいたのでけがはしませんでした」
事故発生後、500人あまりの乗客は全員駅から離れ、地下鉄10号線の一部の区間が閉鎖。周辺道路では渋滞が起こり、混乱が続きました。
中国メディアによると、この地下鉄の信号設備は、40人の死者を出した温州高速鉄道事故の発生区間と同様の信号系統を採用していたそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。