HOME > ニュースページ > 外人が見る中国 > 詳細

【外人が見る中国】中国人の旧正月大移動

2013年02月11日

 【新唐人2013年2月12日付ニュース】我々の番組では中国の帰省ラッシュをご紹介しました。中国人にとって、最も大事な祝日―旧正月を英国人の郝毅博はどう見ているのでしょうか。

 
視聴者の皆さん、新年明けまして、おめでとうございます。私は郝毅博です。旧正月と言えば、これら中国人の皆さんは帰省の切符が買えただけで、宝くじにでも当たったかのようです。これには私の大好きなある歌を思い出しました。「家に帰る感覚は遠くない前方にある…」どうですか?もう一度…
 
この曲は王傑の「回家」(家に帰る)です。毎年中国新年になると、数億人が「家」に帰ります。地上を走る物、海に浮かぶ物、空飛ぶ物の全てを使っても順調に家に着けるとは限りません。
 
周知の通り、大型連休の帰省ラッシュはどこの国でもあることですが、庶民の帰郷がこれほど困難なのは中共ならではの独創です。例を一つ挙げると、復旦大学の博士課程の学生は8枚の切符を買って、上海の虹橋、南京南、麻城北、漢口、荊州、宜昌東、達州、 成都東を経由し、徳陽に着きました。これらの地名は読み上げるだけでもしんどいのに、彼は7回も乗り換えてやっと家に着きました。これはまだいいほうで家に帰れるだけましなのです。多くの農民工は何年も待っても、結局帰郷できないでいるのです。帰郷を望むこれらの人々と彼らの帰郷を待っている人々を見ると、心が痛みます。
 
一方、これらの問題に対し、中共鉄道部のやり方は一所懸命高速鉄道を建設することで、しかも多くの鉄道を淘汰しました。鉄道部いわく、「高速鉄道は時間が節約できる」。しかし高速鉄道の値段は普通列車の数倍もするため、一般庶民や農民工は乗れません。鉄道部よ、あなたたちは知らないのか、あなたたちのせいで、鉄道がますます混雑していることを。
 
英国では高速鉄道の建設に20年かかります。中共鉄道部の高速鉄道は設計から完成まで、わずか3年です!高速鉄道は食べられるものですか?そんなに速く建てて、何をするのですか?!
 
中共鉄道部に言いたい。旧正月は中国人にとって最も大切な日で、皆 外で1年間苦労し、やっと家に帰り、家族と集まる日なので、庶民のために考えてほしい。外国の作法を参考にするのも悪くありません。費用を取る時だけ、国際基準に合わせると言い、庶民へのサービスとなると、中国国情に合わせると言うのはだめです。しかも一度にたくさんの高速鉄道を建設し、品質も保証できません。前回の高速鉄道事故も無理やり「雷」のせいにしています。中国の幾万のネット民も私もこれには納得いきません!
 
本日はここまで、最後にもう一度、視聴者の皆さん、新年快楽!万事如意!!
また次回お会いしましょう。
(翻訳/坂本 映像編集/工 )
 

トップページへ