【新唐人2011年11月16日付ニュース】中国で最長の川、世界でも第3位を誇る長江。2006年以来、毎年339億トン、東京ドーム約2万7千個分の汚水が流入しています。これに対し、当局の担当者は心配しすぎる必要はないと述べました。
11月9日、中国のニュースサイト「経済参考報」は、大々的に長江の汚水流入を取り上げました。記事では「長江の上流に住むあなたと、長江の河口に住む私。あなたの下水道は私にとっての水道」と、現実を述べています。
当局の最新のデータによると、去年、長江に排出された汚水は339億トン。東京ドーム約2万7千個分に達します。
1970年代の末ごろ、長江流域の汚水排出量は100トン未満でしたが、2007年には、この数字が300億トンを超えました。毎年黄河の水が丸ごと汚水として流れ込むのと同じで、しかもこの記録は更新され続けています。
これらの問題に対し、長江流域水資源保護局の臧小平副局長は、「汚水は増えているが、国内の主要な河のうち、長江の水域は『優等生』に属しているので、心配に及ばない」と発言。
この発言に当の中国人もあきれています。「なんと馬鹿げたことを・・・。母なる河の自浄能力は昔ほどではない。この汚染水を飲んでもすぐには死なないから、心配しすぎるだなんて。よほどひどい政治体制でしか、こんな官僚を作り出せない」
新唐人テレビがお伝えしました。
每年300亿吨臭水入长江水质不用愁?.html