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中国軍 地下トンネルに大量の核弾頭か

2011年12月05日


【新唐人2011年12月6日付ニュース】アメリカのジョージタウン大学のカーバー教授とその教え子は、最近非公式の報告書で、中国軍は4800キロに及ぶ地下トンネルを掘り、核弾頭を貯蔵していると指摘。その数は、外部の予想をはるかに上回るといいます。これに対し、アメリカ国防総省や民間のシンクタンクも関心を寄せました。中国の軍拡について専門家は、欧米をけん制するとともに、経済利益のためでもあると分析しています。

アメリカのワシントンポストの報道によると、ジョージタウン大学のフィリップ・カーバー教授とその教え子は中国軍の機密文書や衛星写真、ネットの資料を3年にわたり研究を続けてきました。

報告書は、中国軍の第二砲兵部隊は、すでに約4800キロに及ぶ地下トンネルを掘った上、中に核弾頭3000発を貯蔵していると指摘。外部が推測する80発から400発をはるかに上回ります。

この363ページに達する報告書は、まだ正式に発表されていないものの、アメリカの国防総省やシンクタンクの関心を呼び、議会もカーバー教授を公聴会に呼ぶ意思があるそうです。国防総省が発表した今年の中国軍事力年次報告書には、カーバー教授らの研究が一部引用されています。

これについて専門家は、米中関係ばかりでなく、周辺国との関係さえ緊迫化させると指摘。

時事評論家 伍凡さん:「核弾頭3000発 誰に向けたものか、誰を攻撃するためか、誰に攻撃されるのか、反撃するためだけで先制攻撃はしないというものの、中国軍は軍拡を続け他人の利益を侵さないともいえません」

経済利益の点では、中国は石油輸入のうち、15パーセントをイランから輸入する一方、イランに対して投資を行い、核兵器の技術も提供。武器の提供で石油を手に入れています。

中国当局によると、今年前半、中国がイランから輸入した原油の量は前年同期よりも50%も増えて、1350万トンに達しました

時事評論家 伍凡さん:「この件の暴露によって共産党の野心が明かされました」

今年11月8日、国連は初めて、イランの核兵器開発を告発。2003年からイランがひそかに核開発を続けてきた証拠を詳細に述べました。それらの証拠から、イランの核開発はすでに、イランが主張してきた、いわゆる平和利用の域をすでに超えていたことが分かりました。

しかし、イランに対する制裁に、中国はずっと反対しています。

イラン武装部隊の副参謀総長はかつて、イスラエルに対し、もしイランを攻撃したら破滅することになると警告。報復行為は中東にとどまらないとも言います。また中国がイラン制裁に反対するのは、単に自身の経済利益のためだけではなく、イランに欧米をけん制させるためだとの見方もあります。

アメリカ国防総省の元中国部長も、中国軍の地下トンネル建設に疑う余地はなく、注意しなければならないと声を強めます。

現在65歳のカーバー教授は、冷戦時代、国防総省に在籍。四川大地震の後、多くの原子力専門家が被災地に入ったうえ、山肌からはコンクリートのかけらが大量に出てきたことから、地下にある核武器庫が地震で壊れたと推測しました。これが、研究のきっかけとなったそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/12/02/atext626066.html. (中国語)
-【禁闻】中共发展核导弹-“地下长城”曝光.html



 

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