【新唐人日本2011年12月14日付ニュース】“郭美美(クォ メイメイ)事件”の影響で中国赤十字の信用が地に落ち、各地では血液不足が深刻。献血者のほとんどが地方からの農民工のため、年末の帰省後は血液がさらに不足すると見られています。一方、多くの人は献血や輸血の過程で、エイズや肝炎に感染しています。
今年夏以来、ミニブログで度外れの豪奢振りをアピールした“郭美美事件”の影響で、中国各地で血液不足が深刻。中国では1998年に制定された献血法により、有償献血は法律上禁止となりました。しかし、闇のブローカーは依然暗躍しています。ブローカーによると、最近血液の価格はさらに高騰し、200CCで1,000元以上するそうです。
北京の血液ブローカー
「『郭美美事件』の影響で、赤十字が危機に晒され、誰も献血や寄付をしたがりません。赤十字に関る人はほとんどいなくなりました」
上海衛生当局の10月のデータによると、街頭献血者の7割が農民工で、ホワイトカラーや高学歴層の割合はごくわずかだそうです。
上海の血液ブローカー
「ほとんどが地方の人の献血で、今 彼らは相次ぎ帰省しています。上海人は献血をしたがりません」
上海市民の毛さんは、献血記録があるにもかかわらず、優先的に輸血を受けられないと非難します。
上海市民 毛恒鳳さん
「娘が2000年に輸血を受けた時、数千元 払わされました。病院から意図的に肝炎や結核ウイルスに感染させられました。故意に子供に害を与えました」
別の上海市民も、無償で献血した血液を高額で売りさばく、現行のシステムを非難します。
上海市民 袁建斌さん
「多くの人は献血の過程で、エイズに感染し エイズ村ができました。「郭美美事件」により、赤十字には皆 失望しています。一部の帳簿は公表もできません」
報道によると、中国の献血率はわずか0.87%で、先進国の4.54%と中所得国家の1.01%よりも低いそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。