【新唐人日本2011年12月18日付ニュース】中国湖北省で最近、マフィアによる暴力土地収用が行われ、村民らに暴行を加えました。現場では、警察関係者が見てみぬふりしていたそうです。
湖北省鄖西県の城関鎮で10日、60人あまりのマフィアの男たちが村に進入しましたが、村民らが撃退。翌日、黄色いヘルメットをかぶった百人あまりが再度村に現われ、シャベルなどで手当たり次第村民を殴り、8歳の子供も含む20数人が負傷。頭を殴られた女性は、頭部に10センチの深い傷を負い、骨まで露出。4台のブルドーザーが数十ムーの野菜畑を破壊しました。
村民によると、男らは共産党書記の指示の下、村民に暴力を振るったそうです。一人につき1万元の賞金がかけられ、土地収用を拒む村民は一軒ずつ家を壊していくよう命じられたそうです。現場には警察関係者もいながら、見てみぬふりをしていました。
この件につき、我々は鄖西県公安局の局長に電話を掛けました。
新唐人記者
「城関鎮でマフィアを使って土地収用した件、どのように処理するのですか」
鄖西県公安局 延道平局長
「200人以上のマフィアって可能なのか 君はどこだ」
新唐人記者
「テレビ局の記者です」
鄖西県公安局 延道平局長
「明日 事務所に来なさい」
地元警察署にも問い合わせましたが、相手の警官は激しい口調で、逆切れしました。
城関派出所警察
「君…明日こちらに来て言いなさい」
記者
「お名前は」
城関派出所警察
「来て話しなさい」
村民によると、地元当局は2009年より強制土地収用を行い、1ムー当たり3万元で収用し、200万元で開発業者に転売。12日午前、負傷した村民の家族らが地元政府に抗議に行ったものの、職員は相手にしなかったそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。