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チベット情勢悪化 「文革の再来」

2012年02月04日

【新唐人日本2012年2月5日付ニュース】四川省カンゼ・チベット族自治州の色達県(セルダ-けん)のチベット人らが、当局に射殺された死者の追悼儀式を行いましたが、当局の武力弾圧に遭っています。情報によると、チベット自治区のラサや四川省のアバ自治州などに、次々と兵力が増派されているそうです。

チベット人作家・ツェリン・オーセルさんのツイッターにはこう書かれています。“1日、ガンゼ自治州色達県の僧侶と民衆が、1月24日に射殺された20代のタクシー運転手ダワ・ジャバさんを追悼。しかし、当局の鎮圧に遭った。地元では警棒や武器を持った軍人や警官が、民衆を殴り倒して引きずっていくのを随所で見かける。”

ダライラマ宗教基金会理事長 ダワ・ツェリィン氏
「中国当局が神経を尖らせている一方、当局ははっきりと分かっています。チベット地区内の民衆の不満は、乾いた薪に烈火がついたようです。なので、当局はチベット族を敵と見なします」

報道によると、1月27日、当局は家族の同意もなく、ダワ・ジャバさんの遺体を強制的に火葬。

インド・ダラムシャーラーの僧侶が3日、新唐人に寄せた情報によると、中国当局は最近、四川省のチベット人居住地域で抗議活動に参加した人をひそかに調べているそうです。

インド・ダラムシャーラーの僧侶 左個さん
「中国政府はあの人たちを捕まえて、『抗議者に』みせしめるのです。これは当局の政策です。今多くのチベット人が失踪し、逮捕されたのかどうかもわかりません。分かっているのは失踪したという事です」

また、当局の高圧政策により、チベット地区の多くの寺院から僧侶や尼僧がいなくなったといいます。

インド・ダラムシャーラーの僧侶 左個さん
「昔は朝の参拝者しか見かけなかったのが、今は軍隊しか見えません。パトロールしてます。毎日全部軍隊です」

情報によると、最近、インドで開かれた法会に参加したチベット人のほとんどが当局に呼び出され、パスポートを没収。チベット人居住地全域には軍隊が増派されているそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。




 

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