【新唐人日本2012年3月4日付ニュース】近日、北京で組織的な臓器売買に関与したブローカーや医師ら16人が起訴されました。容疑者らは51の腎臓の売買に関与し、日本円でおよそ1億2800万円の不正な利益を得ていたそうです。一方、これらの闇取引の背後には、組織化された臓器売買のネットワークが存在していることが調査で明らかになりました。
報道によると、臓器提供者の物色から患者への移植まで、また病院や別荘を借りて臓器の摘出手術を行うなど、一連の流れ作業が行われていたそうです。
犯罪集団は2010年の3月から12月の間、江蘇省の病院と北京の臨時の住所で、51の腎臓を摘出し、1000万元以上の不正な利益を得ていたそうです。
最近、中国の臓器移植の闇が次々と暴露。近日、広東省東莞市のある青年が4日間の昏睡状態から目が覚めると、左の腎臓がなくなり、その代わり現金2万元が置いてあったそうです。また、財経網の報道によると、湖南省彬州198病院は、闇の臓器移植に場所を提供していたそうです。
北京の莫小平弁護士は中国の法律による監督の不備を指摘します。
北京 莫小平弁護士
「先ず 社会的に需要があるから、このような現象が起きます。次に 元の法律法規が完璧ではなく、空白もあるので隙に乗じられるのです。三つ目は律執行部門の監督不足で
このような現象が起きるのです」
いまや世界第二の移植大国となった中国。しかし、臓器の提供システムがない上、法律による監督もないため、巨額の利益の誘惑の下、闇ブローカーが暗躍しているのです。
法輪功迫害追跡国際組織 汪志遠氏
「生きた人からの臓器狩りは中共自らがやり出した事です。そのため養成した人たちが何でもやってしまうのです。もう一つは中共の生きた法輪功学習者からの臓器狩りが暴露され、全世界が注目しています。世界の視線をそらすため、中共は民間のブローカーを取り締まっているのです」
2009年、カナダの人権派弁護士デービッド・マタス氏と元国会議員のデービッド・キルガー氏が、著書“血なまぐさい臓器狩り”を出版。中には、共産党当局による臓器狩りの証拠が数多く収録され、組織ぐるみの臓器狩りのネットワークの存在を明らかにしました。
2011年、イギリスのジャーナリストで“新中国を失う”の著者イーサン・ガットマン氏も、共産党当局の臓器狩りの証拠を提示。それによると、当局によって臓器を奪われた法輪功学習者は少なくとも64,581人。このような行為は大規模な虐殺であり、罪悪の中の罪悪であると非難しました。
法輪功迫害追跡国際組織 汪志遠氏
「法輪功修煉者のような善良な人々に対し、当局は生きたまま臓器狩りを行っています。政府の容認と支持の下で行っているので、当然大勢の違法者を生み出します」
汪さんによると、中国で法輪功への全面的な迫害が始まってから、社会のモラルが著しく低下。倫理観が失われ、お金のためなら何も憚らないといいます。中国の数々の社会問題を根本から解決するには、全世界が立ち上がって中国共産党を譴責し、中国共産党を崩壊させるしかないと述べます。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/03/02/a666926.html. (中国語)