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薄・周の政変計画大解析―芸能界篇

2012年04月24日

 【新唐人日本2012年4月25日付ニュース】重慶市元書記・薄煕来の更迭は中国の政界を揺れ動かしているだけでなく、経済界や芸能界の有名人をも巻き込でいます。薄煕来、王立軍と親密な関係にあった芸能界の大物も次々と水面上に浮上。彼らは薄煕来とどのような利害関係があったのでしょうか。本日は解析シリーズの芸能界篇です。分析を聞いてみましょう。

 
評論家 趙培
薄煕来と王立軍はいずれも趙本山と親密な関係があり、趙本山は芸能界での薄煕来勢力の代表的な人物です。王立軍事件後、趙は王との親密な関係が原因で、中央テレビの2012年春節晩会に出演できませんでした。
 
「華夏時報」の賀江兵編集長によると、趙の「春節晩会」でのネタは多くが王立軍から聞いたものだそうです。「扯蛋」という演目もまさにそうです。趙本山と薄煕来は「蟻力神」事件で一緒に結び付けられました。「蟻力神」不法集金事件は113万の養殖戸にかかわり、詐取した金額は100億元以上です。一方 趙は「蟻力神」のCMキャラクターで巨額の利益を得ました。薄煕来は「蟻力神」の直営許可書の取得を手助けし、趙を庇い、 刑事責任から逃れました。
 
香港のスター・成龍(ジャッキー・チェン)も巻き込まれました。ネット上の情報によると、 ジャッキー・チェンが関連部門に呼び出されたそうですが、ジャッキー・チェン集団はこの噂を否認しました。一方 4月8日「巨人網絡」の史玉柱理事長が微博に漏らした情報によると、ジャッキー・チェンの花柄飛行機と大連実徳の徐明の専用飛行機が北京空港に並んで止まっていたそうです。これで噂の信憑性が証明されました。特に注目すべきことはジャッキー・チェンと薄煕来の息子・薄瓜瓜と親密な関係にあったそうです。ジャッキー・チェンは薄瓜瓜の大学学生会の選挙ために、わざわざロンドンまで、薄瓜瓜を応援しに行った事さえあります。
 
薄煕来を支えていた重鎮の一人「宋祖英」。2011年 宋は重慶オリンピックセンターで大型紅歌コンサートを開き、20曲以上の革命歌を唄いました。趙本山とその弟子・小瀋陽は特別出演者として招かれただけでなく、開催前にも大々的に革命歌の宣伝を行ったそうです。
 
薄煕来事件に巻き込まれたこの3人は関係が非常に親密で芸能界での勢力は巨大です。2010年 ジャッキー・チェンが趙に熱烈なキスをする写真が出回りました。趙はジャッキー・チェンを「兄貴」と呼び、弟子の小瀋陽には「爺様」と呼ばせました。このような大物の成龍でも、宋祖英の前では大変おとなしい「小弟」に変わるそうです。
 
3月28日、青年団派の汪洋傘下の「南都娯楽週刊」が趙本山の30億元に上るブラック利益チェーンの内幕と贅沢な私生活を暴露しました。これも芸能界の薄煕来勢力への清算の始まりです。4月11日 ネットユーザーが「趙のシンガポールへの移民計画」を暴露。ネットユーザーの質問に対し、趙はこう答えたそうです。「彼らは私を逃がしてくれない」。薄煕来・周永康の政変計画発覚後、薄煕来の芸能界での勢力は西に沈む太陽のように衰えています。ジャッキー・チェンが取調べを受けている噂が事実ならば、彼はかつての自分の発言、「台湾の民主は笑いものだ」や「中国人は管理が必要だ」などといった民主と自由を嘲笑した言論が結局、自分への報いとして戻ってきた事に気がついているのでしょうか
 
 

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