【新唐人2012年6月19日付ニュース】「神舟9号」が打ち上げられ、劉洋さんは中国初の女性宇宙飛行士となり、注目を集めました。同じ女性として、馮建梅さんは地元政府によって、強制堕胎されました。同じ中国で二つの世界。ネット上では議論が沸き上がっています。本日のマイクロニュースです。
NTD評論家 趙培
共産党メディアが「神舟9号」で盛り上がっているとき、ある微博の評論文が68000回転載されました。
「我々は女性宇宙飛行士を空に送ることもでき、農村女性の7ヶ月の胎児を強制的におろさせる事もできる。33歳の劉洋と22歳の馮建梅、二人の女性の運命の違いはこの国の引き裂かれた現状の最も良い描写である。栄誉とドリームが恥辱と絶望を反射し、最先端技術に伴うのは人間に対する無恥な蹂躙だ。宇宙船が空に舞い上がり、道徳は地にもぐり込んだ。大国が台頭し、万民はひざまずく、最良の時代がこのように最悪の時代に出会った。
女性宇宙飛行士・劉洋の未来の人生軌道は容易に想像できます。報告書→昇進→中央TV→政協入り→栄誉称号→教科書入り→中共主旋律の代弁者になる。
「環球時報」は待ち切れんばかりに社説を発表しました。「13億中国人は同時に大量の民生問題と宇宙時代に落伍しない、二つの問題に直面している。中国の貧乏人は度胸が必要だ」。陳毅の1961年の言葉を借りると「ズボンを質に出してでもミサイルを作る」。中共のミサイルは3000万人の餓死者を出した『大飢饉』と共に爆発しました。
もう1人の女性・馮建梅の運命は悲惨です。自分の娘を失いました。7ヶ月の胎児は早産だったら生きた人間です。この事件は中共体制にまだ夢を抱いている人々に中共は「暴政」問題だけでなく、人道に反する罪悪である事を教えました。
ネットユーザーが聞きました。「我々は最良の時代それとも、最悪の時代に生きている?」
はい、中国はすでに裂かれました。劉洋と馮建梅の人生軌道は二つの現実を代表しています。極一部人の栄誉と絶対多数「屁民」の絶望です。この二つの現実の対抗もエスカレートを続け、最終的にはどちらかがもう一方を飲み込むでしょう。
(翻訳/坂本 映像編集/工)