【新唐人2012年6月20日付ニュース】中国の有人宇宙飛行船“神舟9号”の打ち上げとともに、中国では政府系メディアの賞賛の声で溢れています。一方、鋭いネットユーザーがまたもや驚きのごまかしを発見。中国初の女性宇宙飛行士・劉洋さんの写真がなんと合成によるものだったのです。
神舟9号には一体どれだけの知られざる秘密があるのか。多くの人々の関心の的でもあります。たとえば、メディアが公開した宇宙服を着用した劉洋さんの写真は、プロフィールの写真を使って合成したことが分かりました。
また、劉さんの姑はメディアに対し“一日も早く孫の顔が見たい”と示したそうですが、政府系メディアは“わが国の女性宇宙飛行士は子供のいる既婚者から選抜。しかも自然分娩だった”と報道。矛盾している内容だけに、どれが真実なのか、判断のしようがありません。
捏造は今回が初めてではありません。たとえば、神舟5号の映像として放映されたのはアニメのワンシーン。神舟7号と8号のときに発表した映像は、水中撮影によるもので、画面からは泡が立ち上っていました。
2008年9月25、神舟7号発射の数時間前、新華網にはすでに“宇宙船が順調に30回転した”との見出しの記事が掲載。その後すぐ削除されましたが、ごまかしの事実をもみ消すことはできません。
ネットユーザーはこう嘆きます。“最先端の科学技術に伴うのは、人間に対する最も破廉恥な蹂躙。宇宙船は空に舞い上がったが、道徳は地にもぐった。大国が台頭し、万民はひざをまずく。最良の時代と最悪の時代の出会いだ”。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/蒋)