【新唐人2012年6月21日付ニュース】18日、中国の有人宇宙飛行船“神舟9号”と宇宙実験機“天宮1号”のドッキングが行われました。一方、民間では民生問題を顧みず、面子事業に大金をつぎ込む当局に対し、批判の声も聞かれます。あるネットユーザーは“民生問題の解決は天に昇るより難しい”と嘆きます。
広東省の湯さんは、一般市民は神舟9号の打ち上げなどには関心がないばかりでなく、誇りにも思わないと示します。多くの庶民は生活苦にあえぎ、基本的な生活問題さえ保障されていないからです。権力は少数の人に集中し、貧富の差は広がるばかりだと述べます。
広東省四会玉器商会 湯さん
「医療や就職、生活保障、家屋の立ち退きなど、保障はありません。独裁ですから、恐ろしい事です。色々な面で発展すればするほど、外部にとっては脅威でしょうが、庶民も不安です」
宇宙開発競争に大金をつぎ込む当局に対し、重慶の李さんは民生問題の解決を首位に置くべきだと述べます。
重慶元大学教授 李さん
「民生問題を首位に置くべきです。貧困から脱却していない庶民がまだ相当な比率を占めているし、貧富の格差も広がる傾向にあります」
北京大学の元副教授・焦国標さんは、当局は庶民の金で無茶をしていると述べます。
北京大学元副教授 焦国標
「中国の政策は民意を代表できません。この政府は無茶苦茶です」
あるネットユーザーはこう嘆きます。“汚職官僚が毎年海外に移す資産は2.9兆元。共産党員の98%が愛人を養っている。陳情者は毎年1500万人。山間地区では100万人の子供が学校にも行けない。乞食は296万。毎年4000人が凍死または餓死している。このような深刻な状況に対して、誰一人直視しようとしない。なのに、1千億を費やした神舟9号の発射には大勢が盛り上がる。中国、この国は救いようがあるのか?”
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/蒋)