【新唐人2012年6月22日付ニュース】19日午後、中国広東省広州市でアフリカ人およそ千人が道路を塞ぎ、大規模集団抗議を行いました。情報によると、ある黒人男性が警察に暴行を受けて死亡したのが発端となったそうです。現地でビジネスを行う黒人たちも、相次ぎ抗議に参加したそうです。
19日午後、広州市白雲区の路上に大勢の黒人が集結し、“遺体を返して”などと叫びながら、抗議。抗議者らは興奮した様子で警察や通過中の車両に石やレンガを投げつけました。窓ガラスが割られ、大破した警察車両もありました。当局はまもなく数百人の警官隊を出動し、抗議者らを退散。ネット上の情報によると、警察側は抗議者らに催涙弾を発射したそうです。
記者
「暴力行為はありましたか」
現地住民
「ええ、ありました」
記者
「警察と住民に負傷者が出ましたか」
現地住民
「ええ」
記者
「警察は多かったですか」
現地住民
「ええ」
地元住民によると、ある黒人が警察の暴行を受け、死亡または怪我をしたのが抗議の発端となったそうです。
地元住民
「聞いた話では黒人が交通警察に殴られ、死んだか怪我したか、何かです。(19日)私が家に帰るときにはもう終わっていました」
夜になって抗議者らはもういなくなりましたが、警察当局は依然警戒を続け、20日、派出所付近では大勢の特殊警察が警備に当たっていたそうです。一方、広州市公安局治安管理部門は事件の発生を否定しました。
広州市公安局治安管理支隊
「どこから聞いたのですか。その事件、我々さえ知らないのに、あなたたちメディアは知りたいのなら、市公安局の宣伝処に聞いてください」
我々は地元の派出所および広州市宣伝部に電話取材を試みましたが、いずれも電話に出る人はいませんでした。香港メディアによると、死亡した黒人はビザの期限切れが原因で、派出所で訊問を受けていたとき、死亡したそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/勅使河原 映像編集/吉原)