【新唐人日本2012年7月6日付ニュース】今年広東省の大学受験の作文題 「貴方の生きたい時代」がネット上で話題となり、様々な作文が披露されました。共通する観点は「こんな時代には生きたくない」。
張澤佳さんはこう書きました。
「私はこのような時代に生きたい、そこには毒ミルクはない、あったとしても被害者は賠償を得られ、加害者は相応な懲罰を受け、官僚は失職で処罰を受け、刑務所に入れられる。そこでは司法が公正で、不公平な待遇を受けたとき、民衆は法律で訴える事ができ、焼身自殺や陳情闇刑務所に入らなくて済む。
そこでは憲法に公民が享受すべき、自由や権利が書き込まれ、官僚の責任と義務も記され、憲法は空しい文章ではなくなる。
そこでは民衆は真の言論の自由を享受でき、言論の是と非は官僚階級が決めるのではなく、道理があるほうを基準にする。
そこには「新聞聨播」(中央TV番組)はなく、春節晩会もない。「紅歌」の大合唱もない。低俗さと優雅さは官僚が決めるのではない。民衆は自分の好きな文化と娯楽を選ぶ権利を持つ。
そこには「紅歌」を歌って将軍になる人はいない。納税者の金でメディアを援助し、党のために賛歌を歌うこともない。
そこでは歴史は歪曲されず、歴史の災難は公開評論できる。被害者も相応な賠償を得られる。
そこでは封建的等級や世襲がなく、人々は平等な機会を享受できる。
そこでは官僚はサービス精神と清廉さを持ち、教師、医師は備えるべき、職業道徳を備えている。
そこでは政治人物は天災を全ての災難の言い訳にしない、災難発生後演技を見せたりしない。
そこでは公民は尊厳を持って生存でき、与えられた自由を民主の証だと言う官僚はいない。
そこでは公民代表は税金の項目、税金の額を決める権利があり、公民は自分の税金がどこに使われたか、調べる権利を持つ」
作文は最後にこう書いています。
「描いたのは決して天国ではない、他の国でもない。私はただ 今描いた全てが近い将来、この国で現れることを願っている」
(翻訳/坂本 映像編集/工)