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中国で今 ニンニク投機が熱い

2010年05月11日

【新唐人2010年5月11日付ニュース】中国政府は安全のためのコストを石炭価格に上乗せしたり、不動産・株式市場を引き締めたりした結果、国の統制を受けない農産物が注目を浴びています。特に、新型インフルエンザに効くというニンニクの価格が急騰中です。 

「ニンニクで新型インフルエンザが予防できる」。こんなうわさが広まって以来、ニンニク価格が急騰しています。5月10日の価格は一キロ当たり9.5元と、数日前より3割高く、去年の同時期の数十倍にもなりました。4月だけでも20余りの省や市で2割~4割値上がりました。
 
ただニンニクが値上がりしても、農家の歓声は聞かれません。取引業者によると、仲買人や卸売業者が巨大な利益を得ているそうです。
 
大陸メディアによると、ニンニク値上がりの理由はなかなか複雑です。政府の不動産市場の引き締めや株式価格の下落などにより、国の統制を受けない農産物が投機筋の目に留まりました。それでニンニク・唐辛子・サトウキビ・生姜への投機などが生まれ、価格の急激な値上がりを招いています。
 
ニンニクは栽培面積が縮小している上、買い占めて輸送するのも便利です。よって、温州の不動産投機筋や山西省の炭鉱業者など、だぶついた金の新たな投機目標となったのでしょう。
 
新唐人記者がお送りしました。
 

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