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中国「超生児」の運命(2)

2012年08月21日
中国「超生児」の運命(2)

<span style="" font-family:="" 'ms="" p????',="" ????',="" '??????="" pro="" w3';="" font-size:="" 14.545454025268555px;="" line-height:="" 20px;="" ""="">【新唐人2012年8月22日付ニュース】

 強制堕胎

 
今年6月、インターネットで陜西省鎮坪県曾家鎮の馮建梅さんが強制的に堕胎させられた事件が暴露され、世界中を驚かせた。馮さんは2007年に女の子を一人生み、今年二番目の子供を妊娠した。2人の子供の出産間隔が満5年になるため、法律には違反しないという。ただし、法律に違反しなくても、計画生育にあたるので、国の計画に合わせて子供を生まなければならないため、妊娠する前に必ず計画生育部門に申請して「生育証」という「出産許可書」をもらわなければならない。しかし、その手続きをするには罰金として4万元を払わなければならない。馮さんはお金がないため、事件が発生するまでずっと手続きをしなかった。これが原因で馮さんは6月4日に強制堕胎させられた。
 
6月2日午前9時ごろ、鎮政府から20人以上の幹部が来て、馮さんを強制的に救急車に乗せ、県の病院に連れて行き、強制的に妊娠検査をした。幹部達は最初自ら流産するよう馮さんを説得したが、馮さんは拒否したという。幹部らは枕で馮さんの目を隠し、男2人が両手を押さえて、右手にペンを持たせ馮さんに説得する時記録した用紙に強制的に署名させ、左手で強制的に押印させた。その後家族の立会いもない状態で、馮さんを手術室に運び、麻酔注射のあと、堕胎注射を打った。馮さんの話によると、堕胎注射をする直前まで動いていた胎児が、注射後動かなくなったという。
 
6月4日朝3時頃、妊娠7ヵ月の胎児が生まれた。もちろん子供はすでに死んでいた。馮さんが医者に子供を一目見せてほしいと頼むと、医者は胎児を彼女のそばに置いた。現場にいた馮さんの夫の姉・鄧さんがこの残酷な場面を写真に収めた。
 
在英中国人作家・馬建氏は、中国で7年間にわたり「計画生育政策」状況を調査し、『陰之道』という本を書いた。彼は講演で次のように話した。
 
「数人の男が彼女を拉致した……、彼女を手術台に押し倒したのは数人の男だった。彼女の両手はベッドに縛り付けられ、大声で叫んでも、男達は聞かぬ振りして、そばで年末のボーナスや給料などについて話していた。医者は少しも躊躇せずお腹にいる胎児の頭に針を差し込んだ。胎児は死ぬ前に母親の腹を必死に蹴った。母の子宮が自分の刑場になるとは、夢にも想像できなかっただろう。子供は堕胎されて生まれた。彼女は計画生育幹部に子供を一目見せてほしいと頼んだが、幹部らは『何を見るのか、すでに死んだのに!』と見せてくれなかった。彼女は『立ち上がって、歩いて出て行きなさい!』と言われたが、彼女は立ち上がれなかった。『私の足は動かない』と言うと、幹部らはバイクの運転手を呼んできて、運転手に5元を与えて彼女を家に運んで行くよう頼んだ。彼女は足を引きずりながらバイクに乗って家に運ばれて行った。このような時でも、彼女の夫には彼女を保護する力はなかった。家に帰ると、夫は『やつらを全部殺してやる!』と叫んだ。彼女は『いったい誰を殺すと言うの?』と言った。これこそ中国女性の悲劇です! 計画生育政策は必ず止めなければならない!」
 
生きて生まれた嬰児は殺す
 
2008年のある日、湖北省黄陂県蔡店卿の黄求生さんの家に数人の計画生育幹部達がやって来た。彼らは黄さんの妊娠9ヵ月の妻を卿政府計画生育事務所の手術室に強制的に連行して、引産注射を打った。午後、子供が生まれた。赤ん坊はまだ生きていたが、計画生育幹部らは赤ん坊を卿政府便所の大便の中に捨てた。それでも生命力が強い赤ん坊は、大便の中で泣いていた。通行者達は事件に巻き込まれたくないため、見て見ぬふりをして通り過ぎて行った。劉さんという年配の女性がそのことを知って、赤ん坊を拾い上げ、綺麗に洗って隣の診療所に連れて行った。医師が嬰児の臍帯を切り、消毒してくれた。劉さんは赤ん坊を自宅に連れて行った。
 
劉さんが自宅で赤ん坊にミルクを飲ませている時、蔡店卿の計画生育幹部5人がやって来た。幹部らは劉さんから赤ん坊を奪い取ると地面に叩きつけた。憐れな赤ん坊は痙攣を起こすと、動かなくなった。幹部らは足で嬰児を蹴り、死亡を確認すると、遺体を持ち去った。
 
 
(ネット写真)
 
 
河南省某県の計画生育オフィス
 
浙江省新昌県ラジオ中継台の董鉄鋒さんが計画生育幹部について次のような記事を書いた。
 
2002年10月19日深夜1時、妊娠9ヵ月の妻は分娩のため、浙江省新昌県計画生育指導所に行った。看護婦は子宮が開いて胎児の頭が見えてきているので、すぐ分娩するよう提案した。私は妻を分娩室に運び入れ、母と義母に面倒を見てくれるよう頼んだ。
 
看護婦から「生育証」を提出するよう要求されたが、妻には 「生育証」 がなかったので、私は提出することができなかった。すると看護婦は直ちに計画生育部門に報告した。5分後、男性二人と女性一人が分娩室にやって来たが、彼らは身分証明書の提示もなく、自分達の身分も教えず、何のために来たかも説明しなかった。彼らは私の名前と住所を聞いた後、部長に速やかに現場に来るよう電話した。1時20分頃やって来た男女二人は先に来た三人と一緒に看護婦を呼んで何事か相談した。
 
深夜1時40分頃、突然約20人が分娩室に入り、母と義母を強制的に外に連れ出し、義母に暴力を加えた。また、三人は私を倒して両手を後ろ手にしばり動けないようにした。それから分娩室のドアを閉めた。約10分後、彼らがちょっと油断している隙に、私と母は抜け出して分娩室に飛び込んだ。ちょうどその時、看護婦が子供の頭に差し込んでいたハサミを後頭部から抜き出す場面を目撃した。傷口はとても深く、ハサミには血がいっぱいついており、子供の頭からは脳味噌が流れていた。母親は悲鳴をあげ、気を失った。幹部らもすぐ分娩室に入り、ベッドを取り囲み、しばらく見たあと去って行った。
 
午前3時半頃、新昌城東警察署から警官二人が来て、勝手に何かをしないようにと私に警告した。後になって医者に彼らの身元について聞くと、彼らは新昌城計画生育部門の幹部だと教えてくれた。私は「あなた達はハサミを胎児の頭に刺して殺したが、新昌城計画生育部門の幹部達から公文書の書面或いは法律公文書などの提示はあったのか」と聞くと、医者は「口先だけの指示で、法的根拠はない」と答えた。医者はまた「私達も仕方がない。私達は新昌城計画生育部門の付属機構なので、新昌城計画生育部門の命令に従うしかない」と言った。医者は更に「このようなことはよくあることで、あなた一人だけではない」と言うのであった。
 
(続く)
 
(高峰一)

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