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中共の臓器狩り 国連人権理事会で暴露

2012年09月30日

 

【新唐人2012年10月1日付ニュース】国連人権理事会第21回会合の開催期間中、多くの国の代表者は中国の政局、王立軍、薄煕来および谷開来の政治スキャンダルなどにずっと注目していたと示しました。同時に、これらの案件の背後にある中国当局による「ファルンゴン学習者からの臓器狩り」の罪悪は、会合に出席した代表者らに衝撃を与えました。この話題については先日、国連において何度もふれられており、露出度も上がり続けています。
 
9月18日、大紀元時報総編集長・郭君さんは国際教育発展組織(IED)の首席代表パーカー博士と共に、ジュネーブで開かれた国連人権理事会会合において、100人以上の各国代表と国際非政府間組織(NGO)代表者らに向け、中国共産党の臓器狩りの罪悪を暴露し、真相を明らかにするよう求めました。その後の数日、この問題は多くの代表者の間で話題となりました。
 
先日裁判を終えたばかりの“王立軍事件”により、多くの代表者は、王立軍、薄煕来、谷開来らの事件は、中国政府が表面上行った裁判のように簡単なものではなく、「事件の中にさらに事件がある」との見方を示しました。また、中国共産党政局の核心はファルンゴン事件と関係し、薄煕来事件は生きたファルンゴン学習者からの臓器摘出および死体売買などに関係していると意識するようになりました。
 
「大紀元時報」総編集長 郭君さん
「これは国連の正式な場で、生きた法輪功学習者からの臓器摘出の告発に関する初めての討論です。多くの国の代表者が第21回国連人権理事会で、この案件が明るみに出たことを非常に喜び議論しました。当日会合に参加できなかった国の代表者も国連のウェブサイト上で、その日の私の発言を探し、録画を確認しています」
 
郭(かく)さんによると、多くの国の代表者は、将来この問題への手助けができることを望んでいたそうです。
 
「大紀元時報」総編集長 郭君さん
「一部国の代表は非常に関心を持ち、帰国後に研究したいので、もっと多くの資料がほしい。どのようにさらなる行動を採るべきか研究したいと言いました。また米国がこのことについて、さらに一歩進んだ行動を採ることを望む代表もおり、彼らも米国と共に行動を起こせることを期待していました」
 
一方、郭さんはこのことを喜ぶと同時に、重く感じたと話します。大紀元が中国共産党による生きたファルンゴン学習者からの臓器摘出を初めて伝えたのは、2006年。しかし、国連に告発を提出できたのはそれから6年後だったからです。
 
「大紀元時報」総編集長 郭君さん
「長すぎる道のりです。このような犯罪は人類の歴史上起きたことのない惨劇で、全ての人の尊厳に挑戦しています。今回の我々の発言後、中共代表団は直ちに否定し、嘘をつき続けています。その罪悪の本質は中共の犯したジェノサイドです。だから、中共は国家権力を使ってこのことを隠ぺいしているのです」
 
多くの国の代表者は、国連と国際社会が中国に入り本件を調査し、関係する犯人を法により裁くことを共に推進したいと示しました。郭さんは、このようなことを耳にしたすべての人が、この罪悪を終わらせるために、自分は何ができるのかを考えてほしいと述べます。
 
9月12日、米国下院の外交問題委員会の“中国共産党による、生きたファルンゴン学習者からの臓器強制摘出について”の公聴会で、米国「臓器の強制摘出に反対する医師会」のスポークスマンDamon noto(デーモン・ノト)氏は、国会の決議を通し、中国共産党が囚人や政治犯(自分の良心に従い法に従わない人)の身体から強制的に臓器を摘出することに対し厳しく非難するよう提案しました。
 
フリーライター 朱欣欣さん
「多くの人はこの事について賛否を明らかにしませんが、完全に信じていないというわけではありません。はっきりと理解していないので、どうすべきか分からないのです。国際的に権威のある人権組織がこの問題を調査することは非常に良いことだと思います。もっと早くからそうすべきでした」
 
朱さんは、もし中国共産党が外部からの調査を阻止すれば、この事が真実であることを証明してしまうと指摘します。反対に自らの無実を証明したければ、積極的に調査に協力しなければならない。当局はどちらかを必ず選択しなければならないと示します。
 
「明慧(ミンフイ)ネット」によると、9月20日、温家宝首相が政府代表団を引き連れ、ブリュッセルで開かれたEUとの首脳会議に出席した際、欧州のファルンゴン学習者らは会場近くのプラール広場で横断幕を広げ、中国共産党によるファルンゴンに対する迫害停止を求めました。
 
広場でファルンゴン学習者らは穏やかな音楽に合わせて集団煉功を行いました。彼らは中国のファルンゴン学習者の救援を望んでおり、その努力は多くの人々からも支持を得ました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)
 

 

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