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「中国式子供の送り迎え」が話題に

2012年10月28日
【新唐人2012年10月29日付ニュース】中国式道路の横断方法に続いて、今度は中国式子供の送り迎えが話題となっています。放課後の時間になると、各地の小学校の入り口には親たちが自転車やバイクで押しかけ、子供たちを待っていますが、秩序もなく、まるでざわめく市場のようです。多くの保護者は、これらの中国特有の社会現象の背後には、様々な原因があると指摘しています。
 
中国の“揚子晩報”は10月20日、ネット上にこのよあうな書き込みを残しています。“中国式子供の送り迎えの光景は、毎日異なる都市で、異なる学校の入り口で上演されている。子供の放課後の時間になると、学校の入り口には親たちが押し寄せる。互いに譲らない混雑した光景は町の中の市場を髣髴させる。このとき、交通ルールや譲り合いを念頭に置く親はいないようだ”
 
この文章は瞬く間にネット上で広がり、多くのネットユーザーのホットな話題となりました。ネット上の書き込みを見てみましょう。
 
 “道路には各種危険が潜んでいるし、社会にはペテン師も多い。都市はまるで鳥かごのよう。子供の送り迎えは仕方のないことだ”
 
 “中国式送り迎えは、中国という「特色社会」が生んだ産物ではないか。明日にはまた、中国式城管、中国式バス、中国式食品、中国式官僚の腐敗、中国式教育、更には中国式国民が登場するかもしれない”
 
一方、親たちはこのような現象の出現は、社会に対する安心感がないからだと示します。
 
吉林省 自営業者 
「社会全体の互いの不信感、これが最大の原因であると言うべきでしょう。多くのことにおいて、政府ができていないとき、下では不信感が形成されます。政府が民衆に対する保証がないからです」
 
保護者  蒋亜林さん
「全体的に危険な要素が増え続けているのです。これが最も重要な原因です。安全でないからです。いつ子供をさらわれるか分かりません」
 
至る所に危険が潜む現実社会の中で、中国の親は“中国式送り迎え”以外に選択肢がないようです。その上、“中国式道路の横断”も加わり、毎日の放課後の時間になると、市場のようにざわめく学校の入り口の光景は、“中国式特色”にさらに一味加えています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)
 

 

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