【新唐人2012年11月22日付ニュース】中国貴州省で男児5人がゴミ箱の中で窒息死した事件は中国人にも衝撃を与えています。近日、去年5月に掲載されたある動画が再び注目を集めています。動画の中のおなかを空かせた女の子は、愛国歌を歌って、飢えをしのいでいるそうです。
動画に映っているのは湖南省懐化市新晃県のある農村小学校。全校生71人のうち、60人あまりが農民工家庭の留守児童です。
最初に登場するのは3歳の女の子。家が貧しく、両親は出稼ぎに出ています。幼稚園に行くお金はないので、兄について学校に来て、教室の外でみんなの授業の声を聞いています。
学校に通うことはできても、昼食がまた問題です。家庭条件が比較的ましな生徒は昼ごはんを持参できますが、貧しい家の子はおなかをすかせるしかありません。
この女の子はおなかが空いていないかと聞かれると、空いていると答え、おなかが空いているときはいわゆる愛国歌“祖国よ祖国、愛している”を歌って飢えをしのぐそうです。
これに対して、多くのネットユーザーは、“かわいそうな子供たちを、祖国の誰が愛してくれるのか”と嘆きます。
また、中国共産党の教育体制下では、子供たちの思想が深刻に蝕まれているとの指摘もあります。
あるネットユーザーは他人の言葉を借りて、“中国では億に上る人が飢えているのに、毎年数千億を外国に援助するのはなぜか”と当局に疑問を投げかけます。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)