【新唐人2012年11月24日付ニュース】11月17日、アメリカ在住の時事評論家・陳破空さんが東京で、在日の各界の華人と座談会を開き、十八大および中国の方向について討論を行いました。
座談会では先ず、終わったばかりの中国共産党の十八大で出現した中国政治の新たな情勢について陳さんが基調講演を行い、7人の常務委員の誕生過程、および背後の熾烈な内部闘争について分析し、十八大は長老政治の勝利であり、また長老政治の終わりでもあると指摘しました。
在米時事評論家 陳破空さん
「十八大は残念ながら長老政治の勝利であり、保守派の勝利となりました。非常に残念だと言うべきでしょうか、江沢民の勝利です。しかし もうひとつあります。十八大は長老政治の終結でもあります」
また、王立軍・薄熙来事件によって、中国共産党の基盤はすでに揺れ動きはじめ、各派閥間の権力と利益をめぐる闘いは、これから更に白熱化すると分析。民間は新たに発足した習近平・李克強体制に対して、改革の希望を託しているものの、保守派の厳しい監視の下、改革派の身動きできるスペースはほとんどありません。これは胡錦涛・温家宝体制の期間中、すでに実証された事実で、中国共産党にはいかなる希望も託してはならないと促します。
在米時事評論家 陳破空さん
「十八大での改革派の惨敗と保守派の勝利は改革派は中共党内で出口がない事を証明しました。なぜなら 改革派は既得利益集団の天敵だからです。もし 温家宝と汪洋が財産公表を主張すると、大多数の同僚を敵に回し、大多数の既得利益集団を敵に回してしまいます」
基調講演終了後、陳さんと東京在住の華人との間で、みんなが関心を持つ問題について討論が行われました。
中国共産党の邪悪な本質について様々な角度から分析し、中国人は共産党に対する未練を捨ててこそ、現状を変える事ができると指摘しました。
在米時事評論家 陳破空さん
「すでにお気づきのように、中共さらには改革派も期待できません。民間が自分で奮闘することです」
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)