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上海万博「以人为本」は本当?

2010年05月24日

【新唐人2010年5月24日付ニュース】上海万博が開幕して3週間。外部の評価によると、「ソフト面の問題が大きく、お客の立場で考えていない」。主催者が唱える『人に優しい(訳注、中国語では以人为本)』、『生活をもっと素晴らしく』については、単なるスローガンに過ぎないと評します。

来場者によると、会場内は移動の手段が不足し、南北方向にはバスもありません。また燃料電池車は、国内外の政府要人などVIPのみ利用可能です。

これについて、万博スタッフは具体的な回答を避け、遊覧バスしか案内しません。
 
万博コールセンターのスタッフ
「何人乗りなのかは記録がないので不明ですが、一人10元は要ります」
 
「人に優しくない」万博の規則としては、荷物の発送サービスがない、液体の持ち込み禁止などがあげられます。
 
上海万博のスタッフ
「危険物しか預けられず、荷物は自分で持つこと、液体は持ち込み禁止、香水や化粧品飲み水も含めて」
 
また、万博の医療サービス不足も指摘されますが、スタッフは我々の電話取材に対し、医療サービスの案内ができませんでした。
他にも、一日券の購入が難しく、不満の声が絶えません。
 
万博を見学した庶民
「一日券はない、売れ切れだと言って、3日か7日間の通し券だけ、友人が色々尋ねたが、
一日券はどこも売っていない」
 
外部はこう評価します。「中国の狙いは、大規模イベントの開催能力があることを世界に見せ付け、イメージアップを図ること。しかし、最も基本的な思いやりが欠けている。『人に優しい』と言うが、かえって皮肉だ」
 
新唐人記者がお送りしました。
 
 

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