【新唐人2013年1月29日付ニュース】近日、中国の飲料メーカー最大手の一つワハハグループの会長で、中国一の富豪、宗慶後(そう けいご)氏が一人娘、宗馥莉さんのために公に結婚相手の募集を行いました。今年30歳の宗馥莉さんは男性と交際したことが一度もなく、原因は資産がありすぎて、近寄ってくる人の心を判断しにくいからだそうです。
ワハハは中国人であれば誰もが知っているブランドです。2012年9月、宗会長は胡潤(こじゅん)長者番付の第1位に選ばれ、同年10月にはフォーブスの長者番付のトップに選ばれました。
しかし、皆がうらやむ富豪にも悩みはあるようです。今年30歳になる一人娘の宗馥莉さんがこれまで男性と交際したことがないというのです。
そんな娘を心配して、宗会長はインターネットを通じて、娘の結婚相手を募集。娘婿には特別な要求はなく、ただ娘が幸せな家庭を築くことだけを望むと示しました。
このことは、中国のネット上でも話題となり、ある20代のネットユーザーは、宗馥莉さんは感情の世界に足を踏み入れるのを恐れていると述べます。
河南省20代のネットユーザー
「彼女の心配していることは現実的です。近寄ってくる男性が家産が目的ではないかと心配しているのです。もう一方で、中国では現在愛を信じる人は少なくなりました。彼女だけでなく、今の中国で、意気投合した相手を見つけるのは難しいことです」
また、宗馥莉さんの考え方は、中国社会の信用危機とモラル低下の現状を如実に映し出しているとも示します。
ワハハ王女と呼ばれる宗馥莉さんは、杭州宏勝飲料集団と杭州ワハハ貿易でトップを務め、外部からは宗慶後会長の後継者の可能性が高いとみられています。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)