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中国強制立ち退き 業者の告白―「立ち退き区域は大量の金が眠る金鉱」

2010年06月21日

【新唐人2010年6月22日付ニュース】中国で絶えない強制立ち退き。命をかけて抵抗する市民もいますが、当局は容赦しません。撤去工事を請け負う業者は、「立ち退き区域は、大量の金が眠る金鉱だ」と内情を明かしました。

江蘇省蘇州にある張家港では、都市開発という名目で、ある農村が撤去されています。住民の家を無理やり壊して中に押し入るのは、撤去工事の下請け業者です。中に入ったあと住民を引きずり出し、時には壊した家のドアや窓、鉄筋をその場で売りさばくことすらあります。
 
この道10数年の、ある業者の告白によると、最も多いのが都市開発のための農村の撤去です。1つの農村の撤去で数百万元、日本円で約数千万円も稼げます。他の関係者も「撤去工事は暴利が得られるいい仕事だ」と述べます。「たった1日で10万元、毎日毎日10万入ってくる」
 
工事の受注には、何よりもコネが物を言います。国営企業の丸投げや当局からの受注、そして仲介人の斡旋など。いずれにせよ、賄賂は欠かせません。しかも、どの工事にも名義だけの株主がいます。官僚や村の役人、マフィアなどですが、彼らを通さないと工事はできません。
 
工事をさっさと済ませるためには、無理やりにでも住民を追い出すしかありません。たとえ、死者が出ても1人当たり十数万元で片がつくと関係者は漏らします。
 
新唐人記者がお伝えしました。
 
 

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