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日本のバブルを当てた金融占星学―専門家へ独占インタビュー

2010年06月22日

【新唐人2010年6月22日付ニュース】「金融占星学」。これは、個人の財テクから国の経済や金融情勢、世界の株式までを占う学問です。その専門家であるヘンリー・ワインガーテン(Henry Weingarten)さんはかつて、1990年3月の東京株式市場の暴落を正確に言い当てました。今回は、アメリカ経済と金融市場の先行きを伺います。

記者 「こんにちは、本日のゲストは金融占星学基金の代表のヘンリー・ワインガーテンさんです。先生、こんにちは、自己紹介をお願いします」
 
金融占星学の専門家 Henry Weingarten「私は専門家として世界市場を分析し、顧客のため多くの投資をして、長短期の市場予測・分析をします。1987年10月から始めました」
 
記者「もう20年以上ですね、今回の金融危機は2007年末に始まり、もう2年余りです。では、この情勢は好転するでしょうか」
 
金融占星学の専門家 Henry Weingarten「米市場の危機脱出にはあと数年は かかるでしょう、失業問題が深刻で不動産市場の回復も2年は要ります。実は発端は2007年ではなく、2001年 いや97年です。ナスダック市場などが何度も暴落し、バブルを繰り返しており、真に解決していません。率直に言えば、今の政府の方法では解決できません」
 
記者「バブルといえば、他に危険なバブルはありますか」
 
金融占星学の専門家 Henry Weingarten「もちろん 例えば米国債、ゼロ金利が永遠に続くはずはなく。デフレ圧力があっても、米国も他国と同じく、利率は徐々に上がります。カナダ豪州のように、だから1~3年後 国債は暴落するでしょう。米国債はまだ増えていますが、国債価格は利率 発行量で決まり、楽観視できません。金(きん)も同じです、2年後にはバブルでしょう。将来に不安な方は金(きん)で資産を保とうとします、確かに良い方法です。でも 2年後にバブルになり、去年の原油暴落のように、金も大暴落するでしょう」
 
記者「今の金(きん)の価格はどうでしょうか。低すぎですか、高すぎですか」
 
金融占星学の専門家 Henry Weingarten「基本的には金の価値は1000ドル(1オンス)です。どんな物でも、例えば銅や金まずは産出コストが鍵です、金の産出コストは300~600ドル。これは宝飾や工業用に使われますが、価格がコストを遥かに超えたら、投資の対象となります。原油と同じです」
 
記者「不動産市場はすでに、底(そこ)を脱しましたか」
 
金融占星学の専門家 Henry Weingarten「米国の不動産は、これから2年5~15%値下がりするでしょう。長期的理由は有効策がなければ、多くの担保の家が競売で売られます。人為的な刺激策は、例えば減税が終わった途端。今月 不動産価格は10%下がりました、来月も10%下がるでしょう。大量に供給しても買われません、また家は高すぎます。指数が示すように家を買えない方が多いです、値下がれば 買える人が増えるので、私は悪くないと思います」
 
記者「では、ドルはどうでしょうか。ドル高に向かうのでしょうか」
 
金融占星学の専門家 Henry Weingarten「時期によります。去年 多くの人はドルが暴落すると見ていましたが、我々はドルが好転すると判断。実際そうでした。今 ドルへの期待は高いですが、私は そう見ません。今のドル高の原因は人々の恐怖心です。不安定な市場に対して、ドルは比較的安全と見られています、でも違います。欧州危機が発生し、ユーロが下落していますが、今のユーロは低すぎです。一方の米国は1兆5000億の赤字があり、来年は もっと増えるでしょう。ドルは良い通貨ではありません。ある時期になったら、ドルに魅力のないことに気付くはずです。だから多様な投資を勧めます」
 
記者「先生、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします」
 
 

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