【新唐人2010年6月23日付ニュース】広東省のホンダ工場で起こったストなど、今、労働者の抗議で揺れる中国。これは中国に進出している外資に衝撃を与えています。それに対し、「今年中に2000近くの香港企業が会社を閉めるだろう」との声が聞かれました。
今年5月1日から、広東省広州の最低賃金は2割上がって920元に。もしこれを、台湾系のフォックスコンにならって2000元にまで上げれば、企業にとっては大きな衝撃です。
香港中小型企業聯合会・会長 劉達邦
「純利益が5%なら、給料を倍にすると、企業の利益はゼロか、5%の赤字になります。この影響は甚大です」
2008年末の金融危機では、1万近くの香港企業が倒産。今回の給料アップを求めるストは、再び大量の倒産を招きかねません。
香港中小企業聯合会・会長 劉達邦
「今年中に2000近くの企業が、会社を閉めるでしょう」
外資の撤退を心配する当局は、スト関連の報道を禁止。しかし劉さんは、「それでも外資の撤退を止められない」と見ます。
香港中小企業聯合会・会長 劉達邦
「給料は上がる一方、地価も上がっています。一方、利益は減っており。利益が出なくなったら、企業は戻るか、安い国に移転するでしょう」
新唐人記者がお送りしました。