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三峡ダム 最大の危機―長江で12年ぶりの大洪水か

2010年07月19日

【新唐人2010年7月20日付ニュース】現在、激しい豪雨が連日、中国南部を襲っています。これにより、長江は12年ぶりの大洪水に見舞われる恐れがあります。これを受け、長江中流にある三峡ダムも、建設以来、最大の危機に直面しています。

中国南部は今、深刻な洪水に見舞われています。17日夜から18日朝までで、四川省万源市(まんげんし)の雨量は200ミリに達し、携帯電話が不通になりました。地域の道路も通行できなくなり、人口57万の万源市は「陸の孤島」になっています。
 
四川省広安(こうあん)市では水が膝までつかり、18日午後4時、渠江(きょこう)の水位はすでに警戒水位を超えました。水害で、すでに四川省だけで23人が亡くなっています。
 
安徽(あんき)省を流れる長江の水位も急激に上がっており、大小あわせておよそ800近くのダムでは、限界水位を超えています。被災者も725万人に及びます。
 
湖北省でも331のダムで、限界水位を超えており、湖北省最大の湖、洪湖(こうこ)も警戒水位を超えてすでに5日。今、61万5千人の命が脅かされています。
 
これから三峡ダムは建設以来、最大の危機に直面します。洪水時の最大流量は毎秒7万立方メートル近くになると予測されていますが、これは12年前の大洪水の時の、毎秒5万立方メートルを超えます。現在、三峡ダムの水門は閉ざされ、船は通行できなくなっています。
 
新唐人記者がお送りしました。
 

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