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甘粛土石流 702名死亡?―闇に包まれた被災の実情

2010年08月10日

【新唐人2010年8月11日付ニュース】中国・甘粛省で起こった大規模な土石流ですが、中国当局によると、10日の正午までで702名が死亡したそうです。しかし、香港メディアは、この数字は少なすぎると指摘。地元の被災者も、その5倍以上、4000人は亡くなっているだろうと述べました。

中国・北西部の甘粛省で8日、土石流が発生。当局は10日の正午までで702名が死亡と発表しましたが、香港の新聞『アップルデイリー』は、4000人は亡くなったはずだと報道しました。
 
被災者も、被害の激しさを語ります。
被災者
「被害は深刻で町の半分は消えました。軍は100人以上を運び出し、9000人が行方不明。町は土砂で埋まり、建物も壊滅です」       
 
被災地のドゥクチュ県(舟曲県)は、2008年の四川大地震の際も大きな被害を受けましたが、今回はそれよりも深刻だそうです。
 
被災者
「今回は地震の時より深刻です。死者ももっと多いはず。これは空前絶後の災害です」
 
今回の土石流により、町の3分の1が壊滅し、4万7000人が被災。目下、重機は現場に入れず、素手かスコップで救出活動をしています。
 
また、これから数日間、地元では大雨が降る予報が出ています。
 
新唐人記者がお送りしました。
 

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