【新唐人2010年8月19日付ニュース】中国・雲南省の怒江リス族自治州で18日の夜中1時ごろ、激しい雨が原因と見られる土石流が発生。外に通じる道路や通信、電気が全て寸断されました。現在行方不明者は90名。甘粛省で起こった土石流と同じく、深刻な被害をもたらしています。
報道によると、18日深夜の洪水で石橋が押し流されました。さらに土砂などが怒江(サルウィン川)に流れ込んだため、上流の水位が6メートルも上がりました。
地元の被災者によると、土石流で多くの家がのみこまれ、一瞬で数十名が消えたそうです。
雲南省・普拉底郷 双建華
「豪雨で家は全て倒壊、67人死んだと思います。今 現場を片付けています」
他の被災者も、行方不明者の生存の可能性は絶望的だと述べます。
雲南省・拉底郷臘早村 豊計新
「行方不明の67名。死んだと思います。けが人は公立病院に30人。地元の川に土石流が流れ込みました」
現在通信が寸断しているため、地元の被災者も詳しい事情が分からないそうです。
雲南省・普拉底郷 楊さん
「橋が押し流されました。詳しい数字は不明です。通信が寸断されたので」
報道によると、怒江(サルウィン川)の下流は開発によって山肌が削られており、地質災害が頻繁に発生しているそうです。
新唐人記者がお送りしました。
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