【新唐人2010年8月25日付ニュース】中国の財務省は先日、「地方政府が設立した融資会社のローンにはリスクがあるものの、全体としてまだ制御可能な状態だ」と述べました。しかし、経済学者はこれに対し、政府は真相を隠していると非難しました。
今年の6月までで、銀行の持つ地方政府が融資するローンは、日本円で約96兆円(7兆6600万元)。中国東方資産管理会社は、この種のローンは要注意で、2012年には大量の不良債権が現れると予測。
ある中国の経済学者は、来年には危機が訪れるといいます。
中国経済学者 綦彦臣
「恐らく2011年の5月1日以降、中国で金融危機が勃発し、何度も波が起こるでしょう」
地方政府があっせんするローンは、一種の時限爆弾だと指摘します。
中国経済学者 綦彦臣
「中国政府は大丈夫だと言うものの、地方政府があっせんする。莫大なローンは時限爆弾になっています」
金融危機が起これば、国民がつけを払う羽目になると述べます。
中国経済学者 綦彦臣
「政府は手に負えなくなると、不良債権を最終的に国民に押し付けるでしょう」
地方政府が設立した融資会社のローンは、リスクの検証が不十分で、非常に危険だそうです。
新唐人記者がお送りしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2010/08/23/atext421229.html#video (中国語)