【新唐人2010年2月1日付ニュース】神韻芸術団の香港公演が止むを得ずキャンセルとなったが、国内外の多くの民衆は背後にある中共当局の黒い手を非難。では、中共はなぜ香港の人々に神韻を見せないのか。神韻芸術団のどんな内容が中共を恐れさせているのか。中共は一体神韻のなにを恐れているのか?
アメリカカリフォルニア大学(ロサンゼルス分校の)統計学教授呉英年氏は、神伝文化は中国人の道徳と良知を回復させ、中共の奴隷から抜け出すことができるため、中共が最も恐れるものと指摘。
「伝統的価値観の本質的意義は忠誠という一点だけでなく、実は儒家、佛家、道家のような神伝文化であり、徳を重んじ善を行い、善悪に報いがあると講じる。これは伝統文化の真髄である。人を善に向かわせ、徳を重んじるので、この道理が分かれば民衆はおのずと中共を見直すことになる。中共は最も徳のない、最も邪悪な政権であるので、民衆はその本質を見極め、中共の邪悪な統治と洗脳に随わなくなる。中共は正にこれを恐れている。」
2004年以来、「アメリカ神韻芸術団」は世界各国で中国古典舞踊の公演を通じ、中国伝統文化の真髄と神伝文化の価値観を伝え、至る所で絶賛の嵐を巻き起こしてきた。1月27日から31日まで予定していた香港公演は、発売開始後わずか5日間で7回公演のチケットが完売となった。
しかし1月23日になっても、香港政府は神韻芸術団の技術メンバー6人のビザを発給しなかったため、主催者側はやむを得ず香港公演のキャンセルを発表した。これに対し、貴州の人権活動家呉玉琴(ご ぎょくきん)氏は言う。
「間違いなく故意のもの。中共は神韻を恐れているから。大陸で神韻を見た事ある人なら、みな一種の驚きを感じる。芸術に対する真実の表現、人間性のエネルギー、神韻の表現力は中共の芸術行事より遥かに強い。中共はこのエネルギーの浸透を恐れている。」
「希望の声」国際ラジオ局の評論家路喬(ろきょう)女史は、多くの華人の神韻観賞後の反応を伝えた。
『多くの中国人が同じ言葉を口にする、みな涙を流しながら言う。「私は誇らしく思う!」と。神韻を見て誇りに思う人はみな夢から覚めたようで、このような覚醒は中共が恐れるもの。もし中国人がみな神韻を見ると、「文化」とは何か、「信仰」とは何か、何が「価値観」で何が「プライド」なのかが分かり、自分の民族に対し自信が持てるようになると、中共は怖がる。』
国際メディアTelesud(テレシュード)テレビ局のスミス記者は、1月29日のフランスパリで行われた香港公演破壊抗議集会で自分の感想を述べた。
「神韻公演は普通の公演とは違う。中国の歴史を余すことなく表現。理解に苦しむのは、なぜ中共政府が一方では中国文化を守るといいながら、一方では中国の輝かしさを表現し、人類の輝かしさを表現した公演を反対するのか」
この問題を、呉英年氏はこう分析する。
『これは党文化が伝統文化と真の価値観に対する恐怖であり、中共はずっと伝統文化を破壊し、伝統文化を反対してきた。孔子であっても誹謗中傷を続けた。中共は伝統文化を認めない。民族主義を煽る一方で、伝統文化の価値観は受け入れようとしない。孔子が説いているのは「仁」。中共は中国の伝統的価値観を
認めない。それを利用しているだけ。』
神韻芸術団は香港公演のキャンセルにつき声明を発表した。声明文の最後はこう綴られている。「神韻は香港に帰ってくることを望み、更なる壮麗さと輝かしい公演で観客の皆さんに応えたい。」