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新疆の美食「切糕」(チィエガオ)

2013年02月26日

 

【新唐人2013年2月21日付ニュース】“切糕”(チィエガオ)とは新疆ウイグル族の伝統的美食ですが、去年ある事件がきっかけに流行語となりました。では、“切糕”(チィエガオ)の本場、新疆へとご案内します。

 
 “切糕”(チィエガオ)を売るウイグル人の姿は、今や中国のあちらこちらで見かけることができます。アブデルラハマンさん一家は新疆の南部からウルムチにきて“切糕”(チィエガオ)を作っています。アブデルラハマンさんが作る“切糕”(チィエガオ)は種類が多く、売れ行きも悪くないようです。
 
では、アブデルラハマンさんの工房を訪れ、“切糕”(チィエガオ)の作り方を見てみましょう。
 
“切糕”(チィエガオ)の主な原料は、クルミの実20kg、杏仁、トウモロコシシロップ。この三つを一緒に火にかけて、30kgの“切糕”(チィエガオ)を作ります。
 
アブデルラハマンさんによると“切糕”(チィエガオ)をつくるポイントは火加減で、シロップを焦がしてはならず、クルミにも充分火が通らないといけません。シロップが糸を引く状態にまでなったときには、クルミの実にも火が通り、香ばしくなります。これらの材料を熱いうちに木製の型枠に移し、形を整えます。これでおいしい“切糕”(チィエガオ)の出来上がりです。
 
 “切糕”(チィエガオ)の歴史は古いシルクロードの時代にまでさかのぼります。栄養が豊富でしっとりした“切糕”(チィエガオ)は、長期保存にも優れ、当時のキャラバンが選ぶベスト携帯用食品の一つでした。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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