HOME > ニュースページ > 国際 > 詳細

カナダ国会 チベット人権公聴会開催

2013年03月05日

 

【新唐人2013年3月5日付ニュース】カナダ国会人権委員会は2月26日、中国の人権に関する公聴会を行いました。増加の一途を辿るチベット人の焼身自殺問題が再度、注目を浴びました。先日開かれた法輪功団体の人権公聴会に次ぎ、2月に行われた2度目の人権公聴会です。カナダ・オタワからの報道をご覧ください。

 

公聴会はカナダ国会人権委員会主席スコット・レイド(Scoot Ried)議員の主宰の下、複数の国会議員やカナダ各界の活動家、およびカナダ在住のチベット人代表が出席しました。

 

カナダ国会事件委員会主席 Scoot Ried議員

「世界の半分を超える焼身自殺が人権悪化のチベットで起きています」

 

チベット亡命政府の政治最高指導者ロブサン・センゲ(Lobsang Sangay)博士も公聴会に出席し、悪化を続けるチベット人居住区の人権状況を実例とともに述べました。チベット居住区ではすでに107人のチベット人が焼身自殺による抗議で死亡しています。

 

チベット亡命政府の政治最高指導者 ロブサン・センゲ氏

「仕事や生活の保障もなく、抑圧は耐えられないものです。政治的に抑圧され、経済的に排除され、環境は破壊され、文化は抹殺され、信仰は禁固されています。これらがチベットの人々が焼身自殺を迫られる原因です。彼らは訴える場所を剥奪され、話す権利さえ剥奪されたからです」

 

前司法大臣のアーウィン・コトラー(Irwin Colter)議員は、チベット人の訴えは中国の法律の許容範囲内のものだと指摘します。

 

前司法大臣 アーウィン・コトラー議員

「焼身自殺の悲劇はチベット人の絶望的な叫びです。彼らは独立を訴えているのではなく、ただ自治権を求めているだけです。これは中国の憲法を尊重し、法律に従った正当な行為です」

 

 “国会チベットの友協会”主席のデービッド・スイート(David Sweet)議員は、チベット人の人権のために努力を惜しまないと述べます。

 

「国会チベットの友協会」主席 デービッド・スイート議員

「中国当局には促し続けます。チベット人民の人権を尊重し、信仰の自由を尊重するように」

民主活動家で作家の盛雪(せい せつ)さんは、中国共産党の統治制度こそがチベット人を含む全ての悲劇の根本原因であると述べます。

 

「民主中国陣線」 盛雪主席

「中国社会が前進したければ、中国人が自由と尊厳を獲得し、人権を保障されたければ、唯一の出口は共産党一党独裁を終結させることです」

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/02/28/atext854604.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

トップページへ